元理学療法士の教える健康法

病院の薬はちゃんと調べて!

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治療は病院任せではいけない。

国民の医療費の大きな部分を占める投薬代。

十年近くも同じ薬の処方を受けて飲んでいるという方も時々おられます。

その薬、何に効く薬なのかご存知ですか?

お医者さんに任せておけば大丈夫だと思っていませんか?

ある日、看護師さん同士の話が聞こえてきました。

「この人、肝機能がだいぶ落ちてますけどこのまま出して大丈夫ですかね」

「いい、いい、処方箋が出てるんだから、それにまだこの数値なら、大丈夫よ」

まあ気にするほどの数値ではなかったのだと信じていますが、患者さんのいないところではこんな会話もあるんだと思ったことを覚えています。

病院も企業です。利益を追求しなければ成り立ちません。別に病院が悪事に手を染めているという事ではありません。

ただ、許容範囲内で出さなくてもいい薬を投薬することは容易に想像できます。

製薬メーカー自体そういう体質があります。

コレステロールの基準値、血圧の基準値、血糖値の基準値などをリサーチする研究機関と製薬メーカーの癒着の噂は消えることがありません。

基準値が厳しければ投薬が増えるのは目に見えていますから。

投薬は断る勇気も必要です。

とりあえず自分が飲んでいる薬の事を知ることから始めましょう。

そして、できれば主治医の先生に、もしくは薬剤師さんに聞きましょう。

「この中に飲まなくても差支えのない薬はありますか?」

薬剤師さんは処方箋が出ている以上否定はしません。

しかし、明らかに必要なのいものであれば、先生に相談するようにアドバイスしてくれます。

最近では、どんな薬でどんな作用と副作用があるのかは添付されているプリントアウトしたリストで分かるようになっています。

今の自分の症状と照らし合わせて必要ないのではないかと思えば先生に聞いてみましょう。

自分の努力も必要!

薬の中には日常生活の改善で飲まなくてもよくなるものがいっぱいあります。

そういう知識がありますか?

最近ではネット上でほしい情報は何でも手に入る時代です。

調べてみて、薬から解放される努力もしていかなければなりません。

なにより、薬には全て副作用があるものだと自覚してください。

その薬を20年間飲み続けた結果出る副作用の有無は20年飲み続けなければわかりません。

研究機関でも副作用の未知の部分があることは否定できないはずです。

特に痛み止め関係の薬には注意

痛み止めは根本治療ではありません。特に整形外科ではそうです。

その障害が治るまで痛み止めで痛みを感じなければその時点から治ったのと同じことだというものです。

その障害を治すものではないのです。直すのは自分の治癒能力なのです。

痛みを押さえることで思わぬ事態を引き起こします。

そもそも痛みとは生体の防御反応のひとつで痛いから動かさない、安静にする、だから治癒が早まるのです。

しかし痛み止めなどで無理に痛みを取ると、痛くないので動いてしまう。安静が保てない。痛み止めの薬効が切れると以前より余計痛くなる。

そして、治癒が遅れる。

手が熱さを感じなければ平気で焼け火箸でもつかんでしまうのと同じことです。

また、痛み止めを使う事でどの程度良くなっているかの判断も付きにくくなってしまいます。

特に、初診で病院へ行く前に市販の痛み止めを使うのは厳禁です。

なぜなら診察の時に先生が正確な判断ができないからです。

痛みがあって初めて悪い場所が特定されるからです。

痛み止めは、痛みのあまり体力を消耗するまたは全身の状態に影響が出る、動かさなくても痛い、どうしてもやらなければならないことがあり痛みを押さえたい、などの時に

単発的に使うべきで常用するものではありません。


とにかく、自分を守るのは自分しかいません。

経済活動としての医療に巻き込まれないよう情報は自分で取りに行きましょう。

これからの健康は情報が一番です。

正しい情報をいかに取れるかがこれからの寿命を決定する時代がすでにやってきているのです。

今までのようにテレビなど垂れ流しの情報は何の意味も成しません。

そしてその情報の真贋を判断できる力も必要になってきます。

それには、より多くの情報を吸収することでしょう。

今はそれができる時代です。

 

 

 

 

 

 

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