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お宅のダウンライトはLEDですか?
ダウンライトは天井に埋め込まれる照明器具なので空間が広く感じ、リビングなどに広く使われています。
お宅の家が最近建てた家ならば、おそらくダウンライトはLEDに違いありません。
築年数が古かったり建築時に照明関係の相談の時にLEDの選択を聞かれなかった時代の家はおそらくダウンライトはクリプトン球が使われています。
下の画像のようにいわゆる白熱灯のようなランプがついていればクリプトン球です。
調べなくてもクリプトン球はよく切れるので交換したことがあると思います。
このクリプトン球ですが1個が100円もしないので切れても交換に負担を感じないことでしょう。
ところがダウンライトに使われるクリプトン球は口金がE17(差し込みのネジの部分の直径が17mmという意味)でおそらくは60Wの球が付いています。
リビングダイニングだと大体10個~15個ぐらいは付いている場合が多いのではないでしょうか。
クリプトン球は電機ストーブを常時つけているのと同じ
例えばリビングの天井にクリプトン球のダウンライトが10個ついていたとしましょう。
つまり60Wの電球が10個ずっとついているわけです。
これは600wの電機ストーブをずーっとつけているのと同じことなのです。
一時期、母が石油ストーブは臭いがするからと電気ストーブを通販で買って使っていたことがありました。
翌月から急に電気代が2万円ほど例年のその時期より上がってびっくりしたことがありす。
これが廊下、常備灯、階段などについていて常時つけることを考えてみてください。
照明でそんなに電力を使っては地球環境にもよくありません。
クリプトンダウンライトをLEDにするのは超簡単
では、すべてLEDに交換したら工事費やなんだかんだで初期費用が電気代以上にかかるんじゃないかと思われるかもしれません。
まず、工事は必要ありません。クリプトン球型LEDがあります。
たとえばアマゾンで調べてみましょう。
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いかがですか?結構お安く手に入るでしょう。一つ見てみましょう。
消費電力を見てみますとなんと7.6Wです。60Wクリプトン球の約12.5%です。
最初ころのLEDクリプトン球は暗かった。
そもそもクリプトン球の入ったダウンライトの器具は下の画像のように斜めに電球を差し込むようになっています。
最初のころのクリプトン球型LEDは下の画像のように球体の上半分だけが光源になっていました。
したがって同じ程度の光を発しても器具の半分ほどしか発光しないので暗い感じがすることは否めません。
パナソニックが画期的なクリプトン球型LEDを発売
しばらくして、パナソニックが従来の器具でもそん色のない明るさを放つ画期的な商品を発売しました。矢印のところで先端が回転するようになっています。
つまり、器具に取り付けた後で発行部分を真下に向けることができますがこのタイプは電球40W相当の明るさのものしかありません。
しかし、クリプトン球60wよりも明るい感じがします
LED電球の場合色温度が選べます。
つまりクリプトン球のような電球色と蛍光灯のような白色の光が選べるのです。
こればかりはどちらがいいとは言えませんそれぞれの好みですから。
ただしこのタイプは価格が少々お高くて1700円程度しています。
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新型は全方向タイプ
パナソニックで絞るなら最近のクリプトン型LEDは全方向タイプに改良され器具の反射も考慮に入れ指向性のない全方向への発行を実現しています。
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ダウンライトをLEDにする際の注意
クリプトン球は電球自体が熱を帯びかなり熱くなります。触るとやけどします。しかしその分、口金はあまり暑くなりません。
一方、LED電球は電球自体の温度はほとんど上がらずその分エネルギーが光の発光に使われていることがわかります。
しかし、LED電球は口金がかなり熱を帯びます。ダウンライトの器具自体球の熱に対して放熱する仕組みはできているのですが口金の温度上昇については対応していません。
かといってクリプトン球でもある程度口金の温度上昇があるので放熱対策はしてあります。
ただし、ダウンライトは天井に埋め込まれていますので天井に断熱材が施工されている場合断熱材が器具を覆ってしまいます。
それにより、LEDの口金部分の放熱が困難になり温度が高くなりすぎるとLED電球の回路が故障してしまいます。
その場合は断熱材施工対応のLED電球にする必要があります。
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まとめ
やはり初期費用はある程度かかります。しかし電気代がほぼ90%~80%の節約になるとすぐに元は取れると思います。
照明は通電時間が長い電気器具です。ですから節電の効果が表れやすい電気製品とも言えます。オーブントースターなど1200Wの消費電力でも全く気にならないでしょ?
使用時間が数分ですから。
またクリプトン電球の寿命は個体差があるもののおおむね2000時間といわれています。
一方LED電球は寿命が40000時間あります。その点から計算してもLEDに変えることは光熱費節約の第一歩だと思われます。