この記事の目次
リモコンの接点を回復する
まずはクリーニングする
基盤が外れるとボタンのゴムシートが現れます。ほとんど一枚ですがセパレートになっていたり特定のボタンがプラスチックでできており基盤にスイッチが仕込まれている場合があります。
その場合はケースを開けた時点でバラバラになりますのでなくさないように保管して下さい。また、修理が終わってケースを閉じるときにプラボタンを取り付けるのを一番忘れやすいので潮位が必要です。
まずゴムシートを見ます。
とりあえずは、丸洗いしてみます。
台所の流しで油分を取りやすいマジックリンやマイペットなどをスプレーしてしばらく放置します。
その後柔らかいブラシなどでスイッチ側と接点側の両面を軽くこすってやります。
ボタン側はけっこう強めにブラシして汚れを取っておきましょう。
接点側は擦る程度でやさしく洗いましょう。
次に基盤の掃除です。同じように綿棒で掃除します。もし工業用アルコールを新たに買うのであれば電子回路専用のクリーナーや接点復活剤の方が効果的です。
クリーニングが終わった時点でゴムシートをケースに取り付け基盤を乗せ電池を取り付け蓋をせずに通電を確認してみることもできます。
運が良ければクリーニングだけで復活することがあります。
クリーニングしてもリモコンのボタンが復活しない場合
たいがいのリモコンはこれで復活します。
しかし、ヘビーユースなリモコンで特定のボタンだけ反応しない場合があります。
調子の悪かったボタンがクリーニングしても復活しない場合はやはりゴム接点の劣化により導電性が失われています。
その場合はリモコンのボタンの接点部分に新たな導電面を作らなければなりません。
最初に書きました流しの隙間に貼るアルミテープの出番です。
ただの銀色のテープでは電気を通さないものがあるのでアルミに粘着剤のついたテープを用意します。
もしわからなければ両面テープとアルミ箔で簡単に作れます。
まずアルミ箔に両面テープを貼ったものもしくは流しの隙間テープを書類などのパンチャーで型押しします。
パンチャーの裏蓋を開けると円形のシールになったアルミ箔が出来上がります。
一つを取り出し剥離紙をはがします。見ただけでは両面区別がつかないのではがしたときに粘着面を覚えておきましょう。
反応の悪いボタンの接点部分を綿棒できれいにして乾いていることを確認したらにアルミ箔を貼ります。貼り付けたら指で強めに圧着します。
基盤をもとに戻しケースを貼り合わせて完成です。
試しにスマホのカメラで確認してみましょう。スマホのカメラは赤外線が見えるので確認に便利です。
ちゃんとチャンネル6を押すと発行しているのがわかります。ついでにボタンを離したときにちゃんと赤外線が止まるかも確認してください。
アルミ箔がちゃんとボタンの接点にくっついてないと基盤側へ落ちてしまい赤外線が出っぱなしになることがあります。
もし、使っていて挙動がおかしいようでしたらアルミ箔が接点から落ちている可能性があるのでもう一度分解しなければなりません。
これはあくまでも応急処置で本格的に直すのなら下のような接点部品の購入をお勧めします。
この商品は導電性インクで表面に塗ることでその面を金属と同じ性質にします。
つまり導電性ゴムを蘇らせるものです。
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下の商品はリモコンの接点そのもので接着剤で取り付けるようになっています。ちょっと面倒ですが通電性はピカ一です。
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