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サプリメントで早死にする
栄養はやはり食物から摂るべきであってサプリメントから摂ることは体に悪い影響をもたらすかもしれない。
サプリメントを多用している方は心の中でうすうすそう感じているのではないでしょうか。
サプリメントでは有名な研究があります。
栄養補助食品と高齢女性の死亡率アイオワ女性の健康調査
アイオワ州の女性の健康調査で、38,772 人の高齢女性の総死亡率に関連して、ビタミンとミネラルのサプリメントの使用を評価しました。
高齢の女性では、一般的に使用されているビタミンやミネラルのサプリメントのいくつかは、総死亡リスクの増加と関連している可能性があります。
この関連性は、鉄分補給で最も強くなります。多くの研究結果とは対照的に、カルシウムはリスクの低下と関連しています。
これは女性についてサプリメントと死亡率の関係を研究したものです。
マルチビタミンを摂取している女性が何も摂取していない人に比べて、その後19年間に死亡する確率が6%も多かったという研究です。
加えて、以下のサプリメントを摂っていると死亡率がもっと上がるそうです。
ビタミンB 10%↑
葉酸 15%↑
鉄分 10%↑
マグネシウム 8%↑
亜鉛 8%↑
銅 45%↑
これらの理由はまだ明らかになっておらずそれがサプリメント業界の隆盛を維持している理由となっています。
ただ推測として、各栄養素は食品に含まれる何らかのファクターによってはじめて体にっプラスに働くようになっている。
サプリメントとして単体でそれを摂取することでかえってマイナスに働く可能性があると指摘しています。
サプリメントは毎日の摂取を前提として作られており、そのことによって体への悪影響も徐々に進行するみたいです。
そんなサプリメントですがテレビCMでこれだけ宣伝されれば複数のサプリメントを飲んでいる方も多いと思います。
サプリメントにも食べ合わせがあるのをご存じでしょうか。
事実この私も最近まで数種類のサプリメントを毎日摂っていました。
しかし雑誌である記事を見てきっぱりとサプリメントをやめてしまいました。
ほとんどのサプリメントは無益
アメリカでは予防医学の研究チームが盛んにサプリメントの効果を検証しています。
まず、2012年に「Journal of the American Medical Association」に掲載された研究発表では
DHA,EPAなどのオメガ3脂肪酸サプリは全く効果のないことが証明されました。
ベータカロチンサプリメントは無益どころか肺がんのリスクを上昇させることが分かっています。
ただし、これらの結果はあくまでもサプリメントで摂取することについてのことであり成分そのものは非常に有益な成分であることは疑いようがありません。
要は、栄養素は食物から摂るものであってマルチビタミン等のサプリメントで摂ることは必ずしもその栄養素が食物から摂った時と同じに働くことはないということでしょう。
それどころか、何らかの危険因子となり死亡率がサプリメントを摂ってない人に比べて上がるリスクがあるということです。
欠乏している栄養素をサプリメントで補うことには有用性がある
しかし研究機関も、ある栄養素が欠乏して体調を崩している場合、その栄養素をサプリメントとして補うことは非常に有用であるとしています。
しかし、それも短期間で症状が改善すると中止して継続的に飲み続けることは推奨しないとしています。
つまり、サプリメントは習慣的に飲むものではなく、自分の体調不良に関係するサプリメントを期間を決めて取るべきだということでしょう。
危険なサプリメントの食べ合わせ
サプリメントは複数摂ることで有害になるまたは無駄になることがあるようです。
雑誌の記事からの抜粋を載せておきます。
女性自身7月19日号より
鉄 × ウコン
鉄の吸収をウコンが促進させ肝臓に蓄積され肝機能障害を起こす危険がある。
亜鉛(男性サプリ) × Lカルノシン(アンチエイジングサプリ)
Lカルノシンが亜鉛の吸収を促進させ腎機能や肝機能に障害を起こす恐れがある。
GABA × αリノレン酸
大量に併用すると血圧降下を招き頻脈や耳鳴りを起こすリスクがある。
カルシウム(骨サプリ)×ビタミンD(骨サプリ)
は肝臓に蓄積する可能性がありカルシウムとの組み合わせで高カルシウム血症をおこす恐れがある。
コエンザイムQ10(老化防止サプリ)×ビタミンK(血液凝固に関するビタミン)
血液をサラサラにする薬を処方されている方には心臓に負担がかかり心疾患を患うリスクがある。
ルティン(眼のサプリ)×ビタミンE
ルティンを摂ればは取る必要がない。抗酸化作用はルティン>ビタミンE
グルコサミン(軟骨サプリ)× コンドロイチン(膝サプリ)
ほぼ同じ作用の成分なので同じものを二つ摂るメリットがない。