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テレビに腕が当たったら真っ暗になった
サブで使っているテレビでゲーム機やHDD、などHDMIやUSB端子、おまけにRCAまですべてふさがっている状態でした。
あるとき、掃除中に地上波を見ながらつい腕がガツンと筐体へ当たってしまいました。
するとどうしたわけか急に画面が真っ暗に。
電源が抜けたかと思いコンセントを見てみてもつながったまま。
テレビの電源ランプが点滅しているので電源は繋がっているようです。
リモコンでの操作は全く受け付けません。
しかし電源ボタンが赤で点滅しているということはただ事ではないようです。
液晶テレビはコンピューターと同じ。
以前のブラウン管のテレビであればアナログな回路で原因ははっきりしています。
映らなくなればどこかの部品が故障しているとかハンダの不具合とか結局回路が閉鎖してしまっていることによる故障です。
しかし最近のデジタルテレビになると物理的な故障がなくても映らなくなることがよくあります。
つまり、デジタルテレビ自体がコンピューターと同じだと考えてください。
ですからスイッチを入れると起動するのにパソコンと同じようにかなりの時間がかかります。
最近のテレビでは、起動が早くなるように消した時にパソコンのスリープ機能のような状態になるものも多いです。
しかし、微々たるものですが常に電力を消費していることになります。
故障してなくても映らなくなるということは、コンピューターで言えばフリーズするのと同じことです。
パソコンでも同じですがいろいろ周辺機器をつないでいるとよくフリーズしたりします。
端子での接触不良などでテレビはフリーズする
今回、私のテレビの映らなくなった原因はその辺のところにあるのではないかと思います。
テレビに衝撃か加わると端子の接触部分が一時的に不良となりコンセントを抜いた時のようなスパークがジョイントで起こることがあります。
繋いでいる機器が多いほどその確率は多くなります。
そういった接触不良のスパークは回路に余計なパルスを生じさせます。
殆どコンピューターと言っていいテレビではそういったパルスでフリーズしてしまう。
またはメモリのプログラムが壊れてしまうのでしょう。
基本的な修理はパソコンと同じ
基本的な修理はパソコンと同じです。
物理的に壊れることはめったにありません。
パソコンがフリースしたら基本的にはリセットして再起動ですね。
テレビだって同じです。
デジタルテレビはスイッチを入れてから画面が映るまでにかなり時間を要します。
実はその間にPCと同じようにメモリにプログラムを書き込んでいるのです。
では、電源スイッチを切るとリセットしたことになるかというとそうではありません。
デジタルテレビの電源を入れるたびにプログラムを立ち上げるのでは不便ですね。
そこでデジタルテレビは電源を切るとPCで言うところのスリープの状態になるのです。
リセットは電源ボタンの長押し
ではどうすればよいかというとコンセントを抜いてしまうのが一番簡単な方法です。
コンセントを抜いて残留電力が消えるまで10秒ほど待ってまた入れてみましょう。
リセットできているはずです。
または各メーカによって違うのですがリセット方法があります。
シャープのアクオスは電源ボタンを5秒間押し続けることによってリセットされることになります。
おおむねリセットするだけで上体は元に戻ります。
しかし、今回の場合は少々違いました。
リセットで直らない症状を直す
シャープのサイトによりますとリセットには電源がオン(電源ランプが青点灯)になった状態で電源ボタンを長押しするとあります。
しかし今回のように電源ランプが赤の点滅している場合、電源がオンになっている状態にはなりません。
どんな電化製品でもそうですが開発用に設定された隠しコマンドがあります。
そういうものがないか探してみました。
何度か試すうちに急に直ってしまいました。
その方法がこれです。
コンセントを抜いておく(10秒以上)
↓
電源ボタンを押しながらコンセントを刺す
これで、偶然にも電源ボタンは青に点灯、リモコンからも操作ができるようになりました。
何かのボタンを押しながら通電開始するという動作は最近の電化製品にはよく見られるリフレッシュコマンドのようです。
プログラムで動く電化製品などリセットしても直らない時は一度ご自分の責任においてお試しください。