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次亜塩素酸水はアルコールの代わりになるのか

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経産省とNITEが次亜塩素酸水の有効性について最終報告を発表

去る、2929年6月26日、経済産業省と製品評価技術基盤機構(NITE)マスコミにその有効性に疑義を持たれていた次亜塩素酸水についての有効性についての評価の最終結論を発表しました。

結論から言いますと35ppm以上の濃度の次亜塩素酸水は有効であるとされました。また次亜塩素酸生成パウダーとして売られているジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを水に溶かした場合は100ppmの濃度が必要であると結論付けられました。

ここでPPMについてご説明します。

PPMとは「parts per million」の略で100万分の1という意味です。

%に換算しますと1PPM=0.0001%ということになります。

ここで有効次亜塩素酸水濃度35PPMということは0.0035%ということになります。

100PPM0.01%ということになります。

普通上記画像のような商品では原液が500PPMで売られていますので最大14倍まで薄めて使うことができます。

より確実な効果を求めるならば。メーカーが推奨している10倍希釈で50PPMで使うことが望ましいでしょう。

次亜塩素酸水を使う際の注意点

さらに今回の発表では次亜塩素酸水の使用に当たりいくつかの注意点が挙げられました。

先ず手を洗って付着した有機物を取り去ること。

対象物に対して十分な量を使用すること。

つまり、次亜塩素酸水は有機物に反応しやすいので殺菌効果が認められるのですが、その分人体の有機物にも反応してしまうので急速に塩素の酸化効果が減衰してしまうのです。

ですから余計な有機物が手についているとそれに反応してコロナウイルスに届かない恐れもあるのです。

したがって、手を洗って余分な有機物を落としそれからたっぷりの次亜塩素酸水をひたひたにかけて少なくとも15秒以上そのまま手に付けておくという使い方になります。

手を洗うならその時点で界面活性剤でコロナウイルスは不活性化するので次亜塩素酸水は必要ないようにも思えますが。

そこで提案なのですが。昭和の医院では下の画像のようなホーロータライに消毒液を入れ診察の前後にそこに手を浸して消毒していました。

昔は塩化ベンザルコニウム0.05%~0.1%の水溶液やヒビテン(クロルヘキシジングルコン酸塩液)などの希釈した液体使っていました。

これなら次亜塩素酸水を有効に使えると考えられます。

テーブルなどを拭く場合もたっぷりと使う

手指消毒は良しとしまして。後、テーブルやドアノブの消毒ですがたっぷりと次亜塩素酸水がしばらく残るぐらい使用することが推奨されています。

テーブルやドアノブには皮脂や食物の油等が付いていますのでスプレでかけるにしても垂れるほど吹きかけ布巾は水で湿らすのではなく次亜塩素酸水であらかじめ湿らせておくことが必要です。

つまり、次亜塩素酸水はアルコールが効かないノロウイルスにも有効ではありますが。

あらゆる有機物に反応してしまうのでウイルスに到達する前に十分な濃度が失われてしまう恐れがあるということなのです。

その分たっぷりと使ってくださいというのが今回の結論の趣旨でした。

次亜塩素酸水は紫外線に弱い

また、保存に関しては冷暗所に保存して、またできるだけ新鮮なものを使用するということも推奨されています。

次亜塩素酸水は紫外線で容易に分解してしまいます。

蛍光灯の光にも紫外線が含まれるため。スプレーボトルで対象物に吹き付ける場合。

スプレーボトル自体が遮光性があるものを使うことが推奨されています。

うちの場合、下の画像のようにアルミテープでぐるぐる巻きにして保管しています。

次亜塩素酸水の寿命は意外に短い

次亜塩素酸の有効塩素濃度は時間とともに薄くなっていきます。

冒頭の商品にも消費期限が書いてありますが、時間とともに確実に有効塩素濃度は下がっていきます。

できれば、大量に購入することは避け、その都度買い足していきましょう。

そして消費期限は必ずチェックして購入し、消費期限の書いてないものは論外で購入しないようにしましょう。

在庫処分されたものならほとんど効果が望めないかもしれません。

またもともとの濃度が200ppmなど少ない場合はそれだけ寿命も短くなると思います。

有効塩素濃度試験紙を持っておく。

有効塩素濃度が計れる試験紙が安価で手に入ります。

 

測定範囲は0/25/50/100/200/400/600 (mg/L=ppm)と低域をカバーしていますので次亜塩素酸水には適切な試験紙かと思います。

これで購入後時間の経った原液の有効塩素濃度を測って希釈の割合を調節すれば確実に新型コロナウイルス対策になります。

次亜塩素酸水の噴霧に関して

かつては学校や病院等大規模な施設でも使われていた次亜塩素酸水の噴霧器ですが。

北海道大学の研究では人体には影響がないという結果の提示もあります。

しかし、WHOの見解ではいかなる消毒液も大気中に噴霧することは推奨しないという立場をとっています。

実際、健常者には影響がなくても薬剤アレルギーの人にとっては影響を及ぼす恐れがあります。

またその効果についても実験室での実験結果はあっても実際の実働環境での実験結果を示す論文は今のところありません。

したがって、各施設に置いての噴霧器の再起動は行われていないのが現状です。

空閑除菌に関しては波長220NMの紫外線が人体に影響がなくコロナウイルスを数秒で死滅させることができるという明るい情報もあります。

しかも。作っているのは日本のメーカーで

近々、商品化され市場に出回ると思われます。

それに期待したいと思います。

次亜塩素酸水と電解次亜水の違い

アマゾンで次亜塩素酸水生成器と検索すると次のようなものが表示されます。

 

次亜塩素酸水生成器へリンク

これらのものはすべて次亜塩素酸水は作れませんのでご注意ください。

そもそも次亜塩酸水とは酸性でなければなりません。

これらの機械からできるのは弱アルカリ性の電解次亜水と言って次亜塩素酸ナトリウムを希釈したものと同等なものです。

決して、空間噴霧に使ってはいけません。

次亜塩素酸水は手指消毒に使えますが電解次亜水は有効塩素濃度が高いため肌荒れを起こすことがあります。

どちらも、アルコールのように少量を伸ばすという消毒には向いていません。

できれば、溜めた液体に手を付けるようなたっぷりの液体が必要になります。

それは有効成分の次亜塩素酸が有機物に反応するとすぐに効果を失ってしまうからです。

もちろんそのおかげで、ウイルスも不活性化するのですが。

次亜塩素酸水は遮光密閉でも徐々に有効塩素濃度はなくなっていきます。

しかし電気次亜水は遮光密閉状態ならひと月でも5%ほどしか減少しません。

次亜塩素酸水の最新情報

私が最近ヘビーユースしているのはジアニストという商品です。

この商品は長年の研究で友人空間での次亜塩素酸水噴霧についての安全性を証明しています。

ジアニストのページを読むといかに安全性について検証を重ねているかがわかります。

その姿勢が消費者として安心感を感じます。

↓画像クリックでジアニストの研究データが見られます。

 

 

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