この記事の目次
コロナは自分で検査し、自分で治療する時代になってくる
新型コロナも5類分類へという方向性とともに自宅療養期間の短縮、全数調査の見直し、また検査キットの通販開始などで以前ほど深刻さを感じなくなってきた感があります。
しかしそれは若くて基礎疾患のない人に限られるわけで、高齢者にとってはこれからもまだまだ油断できない状態が続きます。
実際、毎日発表される死亡者は70代以上の高齢者か若くて何らかの病気を抱えている方がやはり多くを占めているわけです。
しかしやはり健康な若者にとってはコロナはほとんどインフルエンザ並みの意識しかないのではないでしょうか。
今や検査キットが薬局や通販で手軽に買えます。
また感染しても無症状者については7日間→5日間の自主隔離また有症状者についても10日間→7日間の自主隔離と短縮されました。
そうなると、まったく医療機関を受診せずに自宅で療養し期間が終われば社会に復帰するということが普通になってきています。
無症状者の場合はただの隔離でいいのですが発症したとなるとやはり解熱剤を服用することになるでしょう。
その場合、おそらくは市販の解熱剤に頼らざるを得なくなります。
解熱剤は一緒に飲んではいけない薬がある
医療機関で処方される解熱剤は医師が既往症や、現在飲んでいる薬などを問診し、適切な解熱剤を処方されます。
それが市販の薬となると既往症や、現在服用している薬などの考慮がされないわけですから、すべて自己責任でということになります。
一応、市販の解熱剤にも使用上の注意が添付されているのでおそらくはそれを見ればある程度はわかるのですがなかなかそこまで気が付かないものです。
女性自身8月16日号に解熱剤の飲み合わせの危険性を記事として警鐘を鳴らしていましたのでここでわかりやすくレポートしたいと思います。
解熱剤の種類
記事によりますと市販の解熱剤は非ステロイド性抗炎症薬とそれ以外のものとの二つに分けられます。
非ステロイド性抗炎症薬とは
〇いわゆる一般的な解熱鎮痛剤
〇副作用として胃腸障害を起こしやすい
〇アセトアミノフェンより解熱鎮痛効果は高い
〇抗炎症作用がある
例として以下のようなものがあります。
・アスピリン
・エテンザミド
・イブプロフェン
・ロキソプロフェン
・ジクロフェナク
・インドメタシン
非ステロイド性抗炎症薬以外の代表的なものアセトアミノフェンとは
発見されてからほぼ100年間にわたって世界中で広く使われている解熱鎮痛薬です。
この薬の特徴としては次のものが挙げられます。
〇副作用が起こりにくい
〇小児や妊婦、授乳中の人でも服用できる
〇インフルエンザの重症化リスクや死亡リスクを下げるとして解熱手段として広く使われている。
〇胃にやさしく眠気を催さない。
〇炎症を抑える効果はほとんどない
〇非ステロイド性抗炎症薬に比して効果はマイルドである
次ページ 併用すると副作用が出る可能性のある薬