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次亜塩素酸水の空中噴霧の可否についての結論
2020年11月9日加筆
以下の報道記事から約半年。次亜塩素酸の空中噴霧による有効性危険性はどうなったのでしょうか。
2020年6月5日加筆
6月2日の報道につきまして
6月2日に各報道機関により次亜塩素酸水の噴霧の危険性および次亜塩素酸水自体のコロナウイルスへの効果がないかのような報道がありました。
これは各報道機関による勝手な解釈による誤報であります。
nite、独立行政法人 製品評価技術基盤機構も機構の発表と真逆な報道に困惑しております。
以下は株式会社SANRIのサイトからの引用です。
新型コロナウイルスに対する有効性が確認できており、安価に容易に入手できる、対コロナの切り札とも言える次亜塩素酸水を、あたかも効果が無く危険なものとして国民に知らせ、次亜塩素酸水を活用しないことによる感染拡大を不安視しています。
新型コロナウイルスの寿命
飛沫感染もさることながら手すドアノブ、スイッチ さらには衣服などについたウイルスを触ることによってせっかく消毒した手にまたウイルスが付いてしまうということになりかねません。
その手で目や口、鼻を触ることによる感染を考えるとマスクなど防御には何の意味も持たないことがわかります。
感染者から離れた新型コロナウイルスは一体どのくらい生きるのでしょうか?
新型コロナウイルスについてはまだわかっていないことも多く、現在研究中らしいですがインフルエンザの数倍に達する寿命があるといわれています。
一説には金属などに付着したウイルスは最長9日間生き続けるという報告もあります。
外出から帰り洗面所でうがいと手洗い後アルコールで手指消毒してもその後、着替で着ていた洋服を触らなければなりません。お風呂に入って髪を洗うまでは髪にもウイルスがついていることでしょう。
できれば、帰宅後すぐお風呂に行き着ていたものを洗濯機に入れ、お風呂に入って手や頭を洗ってから新しい部屋着に着替え最後に手指のアルコール消毒をして家族に会う。
そうすれば、市中感染はある程度防ぐことができると思います。
ある程度というのはそれでも感染リスクはあるということです。
中国で消毒トンネルなるものの中で消毒液を全身に浴びている動画を見たことがあると思います。
本来、あれが正しいのかもしれません。
自宅に同居するお年寄りがおられると余計心配ですね。
そこで推奨されるのが空間除菌です。
空間除菌については別の記事で詳しく書いています。
次亜塩素酸水の超音波加湿器噴霧が一番
新型コロナウイルスの蔓延をひと月前に予測していました。と自慢してもそんな人は多いことでしょう。
自分は抵抗力もあるし感染しても重症化しない自信はあります。
うちは高齢の母が同居していますので母にだけは感染させたくないので事前対策は万全にしようといろいろ勉強しました。
最初はマスクを備蓄していました。家族5人毎日使えるだけのマスクは確保しています。
しかしいろいろ勉強するうちマスクなんて何の役にも立たないことがわかってきました。
本当に新型肺炎を家に持ち込まないためには、外出時は防護服とゴーグル、N-95マスクが必要で帰宅時に防護服を除菌する除菌ルームが必要だということがわかりました。
しかし、そんなことはできません。
そこで空間除菌という方法があることを知りました。
最小はクレベリンという商品で、そこから空気清浄機のマイナスイオン、オゾン発生器と試してみました。
効果があるのかどうかは実感がありませんし照明もできません。
皮肉なことに感染した時に効果がないと判明するだけです。
どれが一番良さそうなのかは、やはりよく調べてみてその仕組みを納得することです。
最終的に私が最も効果的であろうと考えたのは、次亜塩素酸水を超音波加湿器で蒸散させる方法です。
次亜塩素酸水とは
電解次亜水生成器で作られる電解次亜水は隔壁膜のないタンクで電気分解され生成される一応次亜塩素酸水の一つですがアルカリ性であり物の表面の消毒には適していますが空間除菌には適しません。
空間除菌に使われるものは隔壁膜のあるタンクで電気分解された陽極側に生成する次亜塩素酸水で酸性の物です。
消毒に使われる次亜塩素酸水はphによって3つに分けられます。
次亜塩素酸水の種類 | 微酸性次亜塩素酸水 | 弱酸性次亜塩素酸水 | 強参酸性次亜塩素酸水 |
Ph | 5~6.5 | 2.7~5 | 2.7以下 |
有効塩素濃度 | 10~80PPm | 20~60ppm | 20~60ppm |
殺菌力 | 最も強い
細菌、真菌、ウイルス、ノロウイルス、45ppm以上で芽胞菌にも有効 |
細菌、真菌、ウイルス、ノロウイルスに有効 | 細菌、真菌、ウイルス、ノロウイルスに有効 |
毒性 | 殆どなし | Ph3.5以上で塩素ガスが発生 | 貯蔵、使用で塩素ガスが発生 |
一般に商品化されている次亜塩素酸水は微酸性次亜塩素酸水で、安全性は非常に高く残留物がなく噴霧使用ができます。
空間除菌には次亜塩素酸水を使う
最終的には水に帰るので空間除菌にはもってこいです。
空間除菌には次亜塩素酸水を超音波加湿器によって蒸散します。
病院の無菌室(クリーンルーム)にも使われています。
空間除菌では浮遊ウイルスはもちろん付着したウイルスにも有効です。
ドアノブや手すりなどは直接スプレーして除菌できますが洋服や髪の毛、さらにはじゅうたんや床など除菌がが困難なものに対しても空間除菌は有効です。
次亜塩素酸水の超音波加湿器による空間除菌を実際にやってみた。
次亜塩素酸水は消費期限が約1年です。いっぱい買っても損しますよ。
裏面の表記です。ちゃんと微酸性になっています。加湿器に使う場合は10倍希釈となっていました。50ppmということですね。
加湿器のタンクの容量が丁度1000mlなので100mlを測ってタンクに入れ後は水道水を足しました。
超音波噴霧器は結構安価に手に入ります。用途により、そのタンクの大きさで購入するといいでしょう。
マスクがないと嘆くより空間除菌を構築してください。これからますます心配です。
パナソニックに自から次亜塩素酸を作って噴霧しないでコロナを無力化するマシンがある。
電解次亜水を生成するマシンは安くていくらでもありますがそれも今はなかなか手に入りません。
しかし少しお高いですが電解次亜水でなく次亜塩素酸を自動で作って放出するマシンがパナソニックから発売されています。
それがパナソニック空間除菌脱臭機ジアイーノです。今ならまだ買えますよ。
この商品は噴霧ではなく吸着殺菌であり、パナソニックが十分安全性について検証してありますので、空間除菌に対しては有効であると思われます。