からだの健康のこと

睡眠サプリ「グリナ」は良く効くけど〇〇な理由。

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3年前父が亡くなってから遺産相続の悩みからほぼ不眠と鬱の状態が続いていました。

とにかく夜眠れないのです。そのうち原因となった悩みからは解放されたのですが、それでもその不眠は続きました。

寝床に入って考えることが無くなっても、今度は毛布の繊維が顔に当たって痒みを感じたり、首のあたりが凝って痛くなり、あちこち寝返りを打ちます。

朝、気持ちよく起きたことがなく、よく眠った感じを味わったことがありません。もちろん寝つきも悪いのですがかといって日中眠たいか、しんどいかというと全くそういうことはないのです。

ただ、四六時中不安感があり、ちょっと考えると冷汗が出るほど緊張してしまいます。

宅配便のチャイムや電話が鳴っても、不安が増幅され押しつぶされそうになります。

この記事の目次

話題のグリナを試してみた

睡眠導入剤とかそういった薬には頼りたくなかったのでなんとかサプリメントで眠れないかとネットでいろいろ調べてみました。

最初に知ったのは「味の素」の快眠サプリ「グリナ」でした。

ちょうどヤフーの広告でお試しワンコインを見つけたので500円なら効かなくてもという気持ちで注文してしまいました。

主成分はグリシン

しかしこのグリナ、味の素の研究員が偶然「グリシン」というアミノ酸を飲む実験でたまたまよく眠れるようになったということで偶然発見したものらしいですね。自分なりに調べてみてもこの「グリシン」なるアミノ酸がどういうメカニズムで快眠につながるのかよくわかりません。

なんでも深部体温を速やかに下げることで快眠につながるのだとか。つまり、体表面の血行が良くなり深部の体温の発散が進むということですね。

正直、その辺がひっかかるんです。このグリナ。なぜ効くのかはっきりわからない。そのメカニズムがよくわからんのです。

2008年の日本睡眠学会でグリシンを摂ることにより体温が速やかに低下することにより質の高い睡眠がもたらせれることが報告されているらしいです。

実際、よく効いたのかわからない

で、効果はどうだったかというと悔しいけれどよくわかりませんでした。

しかし、入眠には効かないということでしたが結構知らないうちに寝てしまいました。

就寝30分前の服用です。

もちろん、その他にも入眠に必要なルーティーンをやりました。

お風呂は、就寝2時間前には終わらせ、就寝30分前からはできるだけ部屋を暗くし、テレビも音だけ聞いて直視しない。

ですからあっさり入眠できたということがグリナのおかげと言えるかどうかは不明です。

お試しではわからないと思い、リピートしてみることにしました。

しかし、正規価格を見て驚き!初回6回分500円だから正規価格は3000円~4000円ぐらいだと思ったのですがまさかの7000円越え(2019年2月現在)

これでは手が届きません。

グリシンはもともと調味料だった。

グリシンはアミノ酸の一種で体内にも存在する安全な物質です。いろいろな用途に使われ、砂糖の70%の甘みに加え、うま味があり、また、菌を抑える静菌作用が優れていることから調味料や甘味料など食品添加物としていろいろな食品に使われています。

グリシン以外の有効成分は含まれていない。

味の素のホームページにグリシンの商品情報が示されています。これを見ると成分はほぼ(97%)グリシンです。

あと炭水化物とありますがクエン酸で味覚調整などで有効成分ではないと思われます。

味の素グリナホームページより

なんでこんなに値段が高いの?

しかし、気に入らないのはその値段です。最初の6日間こそワンコインでいいのですがその後からひと月30日分が定価ベースで7128円定期購入コースで6415円、1日213円です。まあ、味の素独自の希少成分商品ならそれもアリかなと思います。

しかし、ホームページの記述を見てみても味の素独自の配合とかをうかがわせる記述はありません。

ただ、ほぼグリシンというだけの成分です。

同じ成分で驚くほど安い製品がある!

アマゾンで調べました。下をご覧ください。

たとえばこの商品↓(30日分です。)

さらにこの商品1kgあります↓

この3商品を比べてみましょう

注意:以下の表は令和3年09月09日時点の価格です。価格は若干の変動があります

商品 価格 成分 一日当たりの価格
グリナ  

通常
5560円

定期購入
4480円

 

(スティック1本3.1gあたり)熱量12.4kcal、  たんぱく質3g、脂質0g、炭水化物0.1g、食塩相当量0mg
※たんぱく質として分析されたすべてがグリシンです。
 

通常
約185円

定期購入
149円

 

ファイングリシン3000  

通常
1321円

定期購入
1123円

 

1袋3.6g中

グリシン    3000mg
イノシトール  500mg
ビタミンB1 1.0mg
ビタミンB2  1.1mg
ナイアシン 11mg
ビタミンB6 1.1mg
ビタミンB12 2.0μg

 

通常
43.5円

定期購入
37円

 

グリシン1kg(国産) 1430円  グリシン100% 1回3gとして 4.2円

ファイングリシン3000

私からの成分の解説は省きますが、どう見ても成分的にはグリナより良いように思います。驚くのはその価格です。なんと1480円 一回当たり50円弱です。

また次の商品に至っては

グリシンパウダー 1kg

これはグリシン100%の原末です。余分なものは入っていませんがグリシンを摂るのが目的なのでそれで充分です。驚きの価格1Kgが1260円、 一回当たり4円弱なんです。

いったい味の素グリナの価格設定はどういうことなんでしょうか?サプリメント業界では原材料の価格はどのメーカーもほぼ同じだと聞きます。それは仕入れ先が限られるからだそうです。そこで価格の違いは宣伝費によるものなのです。

どう考えてもグリナは高すぎませんか?

グリシンなんてもともと調味料だったのに原価がそんなにするもんでしょうか?

サプリメント業界ではこういうことがよくあるらしいです。

宣伝費に莫大なお金をかけて原材料の価格に占める割合が微々たるもの。

少し調べればお高いサプリも安く手に入りそうです。

過剰摂取には十分注意が必要です。

ただ、サプリメント全般に言えることですが、乱用は危険です。過剰摂取は思わぬ副作用を生じます。グリシンサプリメント全般に言えることですが1日の摂取量が3gとなっています。おそらく、この量が最適なんだと思われます。グリシンは食品添加物としても使われていますので、食事でも摂取することになります。その辺も考えて定められた用法なのでしょう。

グリシン原末を摂る場合、小分けされていませんので十分注意が必要です。私が使っていたものは計量スプーンがついていてそれに一杯で3gとなっていました。

3gという量はキッチン計りではなかなか測れない微妙な量です。私はデジタル精密はかりを購入してスプーンにどのくらいで3gになるか計って基準にしていました。秤は安いものなのでひとつ持っておくと何かと便利です。0.01gまで計れます。

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グリシンは特定保健用食品の関与成分ではありません。

特定保健用食品(トクホ)の表示があるものはその成分が国が認めた成分でなければなりません。今のところグリシンはトクホの成分とは認められていません。今後研究が進みグリシンの睡眠に対するメカニズムが詳しく解明されればトクホとなって販売されるかもしれませんね。

結局グリシンをふた月ほど飲みました。グリシン原末パウダーを毎夕食後に水にとかして飲みます。

若干の酸味と甘みがあり薄い粉末ジュースのような味がします。

グリシンは睡眠の質を高め体の休息を取りやすくする成分

結局入眠できない私には今のところ必要なかったということでした。とりあえず

入眠できるサプリを探すことになりました。

結局、私が不眠症を克服した方法は別のものでした。↓のページで詳しく書いてあります。

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