カフェ経営のこと

カフェ開業、資金節約、自分でシンクを用意する

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カフェのシンクは2層以上必要

大きなカフェを開業する方は当然のことでしょう。

しかし私どものように夫婦だけで経営、20席程度のこじんまりとしたカフェであってもシンクは2層以上必要です。

実際、引いてきた食器を一時的に置いたり、食材を洗ったりとシンクは何層あっても足らないぐらいです。

しかし本当の理由は他にあります。

食品衛生法によってカフェは従業員専用の手洗い場所を設けなければならないことになっています。

 

例えば上の画像の様な手洗い場所ですが、残念ながらわたしのカフェのような小規模な店舗ではなかなか場所の確保もままなりません。

しかしこれには特例があるのです。つぎの条件を満たせばわざわざ手洗い場所を設けなくてもよいのです。

実は、シンクが2層以上あり、食器洗浄機を備えてあればシンクの1層部分を従業員の手洗い場所に代用できることになっているのです。

私は設備費を少しでも抑えるため厨房機器は全て施主支給としています。

そのためには厨房機器の配置と具体的な品番まで決定しておく必要があります。

工事業者の人は施主支給を嫌がります。でも、丁寧に予算を説明してできるだけ工事業者の方たちとは良好な関係を築いておきましょう。

開業資金を抑えるための施主支給にはそれなりの勉強と努力も必要です。くれぐれもモチベーションを維持してください。

開業場所はスケルトンではありますが平面図はあります。

家を建てた時の設計士さんがが将来カフェにするという事を念頭に設計してくれたので、トイレの位置、カウンターの位置、電気配線等

を見込んだスケルトン状態なので後はカウンターや、厨房機器を当てはめていきます。

さすがにカウンターの制作取り付けはは建築の方にお願いしましたがその位置をもとに平面図で各厨房機器を当てはめていきます。

平面図の縮尺が分かっているので気に入った厨房機器があれば同縮尺の厚紙で平面模型を作り平面図に置いていきます。

シンクは通販

ネットでシンク専門の通販業者があります。

そこで、最適な2層シンクが見つかったのでそこで調達することにしました。

シンクも完全ユニット化したかったので水栓も自分で取り付けることにしました。

といっても簡単なことです。シンクの通販サイトでは水栓用の穴を指定して開けてもらうことができるのです。

私はワンコライフというサイトで買いましたがここは、水栓用穴あけを無料でやってくれます。

水栓はアマゾンで調達しました。

水栓の一つは混合栓に

シンクの水栓は3つ必要ですそして穴は4つ

中央部にお湯と水の混合できる混合栓が必要です。そして、右か左に水だけの単水栓。残った方に浄水栓が付きます。

浄水器はビルトイン

浄水器は必須です。コーヒーや紅茶の味まで変わってきますし。まずお冷の味が全然違います。

開業前に相当なカフェ巡りをしましたが、たまに水道水をそのままお冷で出す店があります。

お冷は一口で分かりますから、注意が必要です。

業務用浄水器にも水栓が必要ですのでシンクに開ける穴は全部で3つという事になります。

浄水器はテンポスバスターズという店舗専用厨房機器通販サイトで買いました。

ここはその他の厨房機器の購入でお世話になりましたので後ほど詳しくご紹介します。

ビルトイン浄水器の水栓は二種類ある

浄水器用の水栓は先止め用と元止め用水栓の二種類あります。

先止め用浄水栓

 

 

基本的に蛇口につける家庭用浄水器と同じでコックで水道水が浄水器を通って蛇口から注ぐタイプのもので

先止めは常に浄水器に水圧が振動や接続部分の劣化などで思わぬ漏水事故が起きる可能性があります。

元止め用浄水栓

3本パイプがあり1本が水道に直接つながり、コックを開けると他の1本のパイプから浄水器へ水が送られ浄水器から帰った水が残った1本のパイプに帰ってきてそれが蛇口につながります。

浄水器自体への水圧は通水時だけですが元止めタイプはコックをひねってから出るまでや止まるまでにタイムラグがあり初めてだと少しイライラするかもしれません。

打ち合わせまでに承認図を作成する

給湯口、給水口、排水口、の位置が分かるように認証図(下の図)を書いて工事担当者に渡します。カフェ全体の平面図も同時に渡しますので並行して書いていきます。

認証図はメーカーからダウンロードできますのでそれをもとに書き加えます。それによって配管の位置を工事の人が決めていきます。

 

画像をクリックで拡大

注!通販は車上渡しが原則

通販で気をつけなければならないことは、厨房機器などは原則車上渡しです。つまり配達は家の前まで、トラックから降ろして搬入するのは全て自分でしなければなりません。

幸いワンコライフではドライバーさんが手伝ってくれると書いてあったので安心して注文できました。

2層シンクは20Kg~30Kgほどなので二人なら十分運べます。

シンクにかかった経費

結局、シンクを自前で用意するのにかかった経費は約122,000円となりました。明細を載せておきます。

組み立ては専用工具が必要

シンクと水栓、浄水器が揃ったらつぎは組み立てです浄水器などは普通のスパナなどで取り付け可能ですが水栓をシンクに取り付けるのは専用工具が必要になります。

水栓は大体同じサイズのナットが使ってありますが確認してから工具も揃えましょう。

1500円ほどです。

あと、浄水器はフレキシブルパイプという接続するパイプが2本必要になります。浄水器と水栓のジョイント径を確認しておきましょう。

よほど特殊な水栓でない限り大体はノーマルでつながります。必要長さも予想しておきましょう。大体2000円もあれば揃います。

後は組み立ててビニールシートでくるんでおきましょう。

取り付けまではどこかに保管しておくことになります。

工事の人との関係が良好なら取り付けまで建設会社の方で預かってくれたりします。

建築中は、10時、3時のお茶、茶菓子などのサービスを忘れず工事関係者の人たちと良好な関係を築いておくのも節約の一つの手段です。

次回はシンク以外の厨房機器の購入について書いています↓

 

 

 

 

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