元理学療法士の教える健康法

介護施設で終わるお年寄りのタイプ

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仕事柄、多くの歩けなくなったお年寄りを見てきました。

歩けなくなっても時期が来れば退院を余儀なくされ、家族が引き取り何らかの施設に入所することになります。

原因は様々です。

脳血管障害による片麻痺、膝の疾患によるもの、股関節の疾患によるもの、関節リウマチ、糖尿病、

病態による特徴は上げても仕方がありません。それは様々ですから不可抗力もあります。

私が言いたいのは性格の面です。

この記事の目次

何事も他人のせいにする人が危ない

どういった性格の方がより早く歩けなくなり通院から入院そして介護施設へと移っていくかという事です。

まず、代表的な性格としては、何事もすべて他人のせいにしてしまう人です。

自分にとって不都合なこと、例えば診察券や財布などをなくしたり、家に忘れてきたりした場合においても自分は悪くないのです。

嫁が掃除しないで家が散らかっているからすぐなくしてしまう。とか、家を出る前に孫が付きまとってつい忘れてしまったとか。

とにかくじぶんに都合の悪いことは必ずと言っていいほど他の人や出来事のせいにする人です。

きっとこれを読んでいる方の周りにもそういう方はおられるんじゃないかと思います。

そういう方は体の不調もそれは外的要因に責任があって自分が悪いのではない。

だから、自分は何もする必要がない、外的要因が悪いのだから。

そうやって、自分の自助努力を怠るのです。

リハビリテーションの基本はモチベーション

歩行訓練などを必要とする方で成果がみるみる上がる方はリハビリに対するモチベーションが高い人です。

いわゆる前向きな人です。

モチベーションが高いという事は、何かに対して好きであるとか、愛しているとか、感情が豊かな人です。

逆に成果の上がらない人は、感情とか熱意に乏しいゆえにモチベーションが持てない人です。

理学療法士の仕事としてもただ機能を訓練するだけでなくその人のモチベーションを上げるという作業も必要になってきます。

スタスタと軽く歩けるようになるとどんなにいいことがあるかを「孫と遊びたいでしょ?」「買い物行きたいでしょ」

などとコミュニケーションの中で知り得た情報の中からできるだけモチベーションにつながる話をします。

こんな人は歩けるようにならない

そんな話に触発されて、モチベーションを高くする人も大勢います。

しかし、中にはとにかく言い訳ばかりする人がいて、こちらの話をことごとく否定します。

そして、リハビリをやらない理由ばかり探している人がいます。

そういう人たちは総じて寝たきりの道へ進みます。

我々「もリハビリをやらない理由を探すより、する理由を考えましょう」と指導はします。

しかし、そういう人たちはかたくなな人が多いですね。

この人をしてその家族あり

何年も病院で働いていますと患者さんを診てその家族がどんな人たちかわかるようになってきます。

100%わかるとは言いませんがあくまで傾向として話します。

そういった患者さんの家族はおおむねあまりお付き合いしたくない方たちが多いです。

詳しくは言いませんがいわゆる優しさのない無礼な人たちとでも言いましょうか

患者さんにとっては自業自得なのでしょうけど、たぶん因果は継承されていくのでしょう。

そして、同じような道を歩むのでしょうね。

職員は僕(しもべ)ではない

これは元、理学療法士としての愚痴になりますが。

我々職員に対して全く敬意を払わない、それどころか命令口調で物事を頼む。

完全に職員任せで全く協力してくれない。

時に怒鳴る。

職員にもモチベーションが必要です。

こんな患者さんに対して「良くしてあげようと」いうモチベーションがわくでしょうか?

リハビリテーションは一人ではできません医療スタッフの協力があってできるものです。

以上の事をよく考えてなるべく寝たきりにならないよう頑張ってください。

最後に厳しい一言を残します。

今の境遇は自業自得です。

そうとはいいきれませんが、おおむね家族に看取られず介護施設で最後を迎える方は、そのつらさが自分の業を解消する苦難なんだろうなと思います。

そういう不遇な方はきっと生まれ変わったら別人のような優しい人になるのに違いありません。

私は宗教は嫌いですが、人間の生とか死についてはそれなりの思いがあります。

この世の出来事はすべて因果があるのです。

つまり今の境遇を悔やむとしたら。それは自分の心の在り方に問題があるのです。

自業自得なのです。

 

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