この記事は前々記事「類似写真を検索するソフト上位3つを検証してみた。」↓の第2弾です。
詳しいことは前々記事からお読みください。
この記事の目次
DupFileEliminatorの類似画像検索実験と結果
実験に使ったサンプル画像の説明は前記事で書きましたが念のため表示しておきます。
サンプル画像1
サンプル画像2
ワードで作った文字列の画像です。01を加工して02は数字1がひとつ抜けています。03は二つ抜けています。
メイン画面です
緑の十字のボタンを押してプルダウンすると検索場所が指定できます。
次に重複ファイル検索をクリックしてプルダウンし類似画像検索を選びます。
設定もありますが、別段変更しなくてもいいようです。類似性は一番緩やかな設定です。
標準をプルダウンするとカスタマイズできます。やや曖昧で検索してみます。
検索フォルダタブに戻って類似画像検索の横の開始をクリックしてください。しばらくすると検索結果が出ます。
検索結果が画像のみのの表示だったら画面を右クリックすると下の画像の様なリスト表示に切り替えができます。
リスト表示にすると下に類似グループ分けされたリストとそのグループの起点となった画像が上の左に類似画像をクリックするとその右に画像が表示されます。
結果が出ました。
三脚固定でも全く同じ写真にはならない
バックの色が灰色と黒が変わる変わる時点でグループ分けされています。
ひとつのグループが類似とみなされた画像です。
まず、三脚固定で撮った写真は類似度が99.5%以上です。固定しているといっても撮影者の体の動きで明暗など全く同じ写真にはならないようです。
しかし縮小した固定01、50%が起点となっているのでサイズは関係なく画像を判断していることが分かります。
元となった固定01と縮小された50%と30%が合同とみなされないのは縮小過程でピクセルの配列に違いが現れたせいだと思われます。
秒針などの違いは類似画像とみなされる
秒針の動きは最低で98.5%の類似性と判断されています。集合写真で目をつむったぐらいでは違う写真としては扱われないようですね。
タイマーを動かした場合はさすがに色が目立つのか94.5%の類似性と秒針よりも少なくなっています。
手持ちカメラで手振れは類似画像とみなされる。
フリーハンド(手持ちカメラ)で撮ったフリー01-~03は手振れを95%の範囲内の類似性と判断してくれました。
アングルを変えると同じ被写体でも類似画像とはみなされない。
さすがに、フリー04~05ではアングルを少し変えていたため類似画像とは見なされていません。
つまり検索結果に表示されていません。
画像サンプル2
ついでに画像サンプル2の実験もとりあえず結果を報告しておきます。
全部「1」埋まった画像を基準として一つ抜けたもの2つ抜けたものどちらも99.98%の類似率です。写真選択の際の判断材料にしてください。
DupFileEliminatorの類似性の基準
DupFileEliminatorの写真の類似性の基準は第一にヒストグラムが大きいようです。
後コントラストや輝度、色合いが判断基準になっています。
集合写真の2枚撮りの検索などには十分使えそうです。
DupFileEliminatorの評価
良い点
検索結果が複数でグループ分けされるところが便利
検索結果に類似度が%で評価されていてわかりやすい。
重複ファイル検索もできるので重複を排除してから類似検索できる。
ドライブ単位でも類似画像検索できる。(時間がかかります)
悪い点
ヒストグラムが90%までと自由度が少なく被写体のアングルがかわった場合など類似とみなしてくれない。
評価順位 3ソフト中2位