からだの健康のこと コロナ対策のあれこれ

胃腸薬は新型コロナの感染リスクを上げる。

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新型コロナウイルスに感染することの意味

コロナ禍がこれほど長引くとコロナに対する知識も皆さん詳しくなっています。

しかしそれと同時に慣れが生じ緊張感が薄れてきます。

感染ということと発病することが全く意味が違うことをほとんどの人がご存じの事と思います。

新型コロナウイルスが感染=発病であったならこれほど世界中で恐れられることはなかったでしょう。

感染すればほとんどが発病する感染症であれば、防御の方法ももっと簡単なのです。

しかしCOVID-19は感染しても発病しない、つまり不顕性感染の割合が非常に多くしかも発病し、重症化すると死に至ることもあるという厄介な感染症だからです。

ところで感染とはどういうことを言うのでしょうか。

主な感染経路として手に付いたCOVID-19が口に入り喉の粘膜に付着して定着することで感染したことになります。

 

新型コロナウイルスは胃では死滅する

喉にウイルスが付着しても洗い流して定着させなければ感染したことにはなりません。

そのためにうがいが推奨されているのです。

うがい薬で直接ウイルスを不活性化してしまえば余計予防効果がありますが、水でうがいをしても効果は望めます。

とにかく、自分以外の人と接触の多い方は頻繁にうがいをすることでかなりの予防効果があります。

そんなにうがいばかりしていられない!

しかし、いつもうがいができる環境に居られるとは限りませんしそんな時間もなかなか取りにくいのが本当のところでしょう。

内科外来のドクターの中には患者さんを一人診終わるたびにお茶を飲む先生が多いです。

実際私のかかりつけの内科の先生は、コロナ禍以前からお茶のペットボトルを机の上に置いていました。

新型コロナウイルスは胃酸で死滅させよう

うがいができないなら、飲み物で洗い流してしまえという発想です。

それでは「ウイルスが体に入ってしまうじゃないか」と思われるでしょう。

しかし胃の中では胃酸があるためウイルスは死滅します。

食物を消化するぐらいの胃酸ですのでウイルスはひとたまりもありません。

ですから、感染のリスクのある方は頻繁に飲み物で口の中の粘膜を洗い流してしまえば感染リスクはぐっと下がります。

できれば暖かいお茶がいい。

物理的には清涼飲料水でもいいのですができれば暖かい日本茶がお勧めです。

暖かい飲み物は胃腸を温めてくれます。

胃腸が温まると人体の免疫力が高くなることがわかっています。

またおちゃに含まれるカテキン自体に殺菌作用もあり、

お茶により胃酸濃度が多少薄まってもカテキンが補ってくれます。

とにかく、手元に暖かい保温された緑茶のペットボトルを常備しておきます。

そして頻繁に口に含んで口中を洗うように飲むことにより新型コロナウイルスの感染リスクはかなり押さえられます。

必ず手を洗うかアルコール消毒する

しかし頻繁に緑茶を飲むということはそのたびにマスクを手で触ることになります。

ウイルスは口からだけ感染するのではありません。

目の粘膜からも感染します。

頻繁にマスクを触るということは手に、ウイルスが付着する可能性も大きくなります。

その手でうっかり目をこすってしまえば涙には胃酸のような防御能力はありません。

マスクの表面は基本的にウイルスが付いているものと考えましょう。

お茶を飲むときはマスクのひもをもって一旦外しマスク前面を決して触らないようにしなければなりません。

若しくはマスクを触った後には必ず手を洗うかアルコール消毒しなければせっかく口からの感染を防げても何にもなりません。

胃薬の常用は新型コロナウイルス感染リスクを上げる。

胃薬の大部分は胃酸の分泌を押さえたり、中和したりします。

胃酸が多いと胸焼けします。

 

胃酸が多く分泌するような食生活をしている方は胃腸薬を常用している方が多いのではないでしょうか。

多少の胸焼けぐらいなら、無理をして抑えることはありません。

胃酸は消化に必要だから分泌されるのですから。

それに、胃酸が少なくなったり酸が中和されるとウイルスに対しての殺菌力も落ちてしまいます。

せっかく胃酸が頼りでウイルスを口から洗い流しても胃の中で生き延びれば結局感染してしまいます。

胃に疾患があって医療機関から飲むことを支持されている場合を除いて常用している胃薬は即座に中止することをお勧めします。

また、医療機関から処方されている場合も必ずしも必要でない場合もありますので先生に飲まなければいけない薬なのか確認しましょう。

飲酒はほどほどに

飲酒自体少量のアルコールは胃酸の分泌を促進し食欲を増進します。

しかし大量の飲酒は胃を強く刺激し、胃酸と胃粘液のバランスが崩れてしまい、胃粘膜が荒れてしまうことになります。

胃粘膜が荒れると胃酸に敏感になり胸焼けしやすくなります。

そこで結局胃薬のお世話になることになります。

また大量の飲酒はいろいろな面から免疫を下げることがわかっています。

コロナ禍のなか自宅で過ごすことが多いためにアルコール飲料の消費量が増えているといいます。

免疫力を上げ胃薬にお世話にならないためにもお酒はほどほどにしましょう。

 

 

 

 

 

 

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