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故郷で兄家族と暮らしている母を見守る
頻繁に県を超えて移動できないコロナ禍の昨今。
故郷に親を残して都会で暮らす者にとっては、電話するぐらいが故郷とつながる唯一の手段でしょう。
スマホがあればテレビ電話も簡単にできる昨今ですが親の世代がそういう物には縁のない世代の場合、なかなか良いアイテムでも導入することもままなりません。
スマホを買って母に送り、兄に手取り足取り教えてもらってもなかなか覚えてくれません。
また、兄に仲介をしてもらいテレビ電話をかけ顔を見ることもできましたが、なかなか頻繁に兄に頼むことも気が引けます。
私の母も兄夫婦と孫たちと一緒に住んでいますが平日の日中は実際のところ家で一人だけ取り残される状態です。
皆それぞれ仕事や学業がありそれは仕方のないことです。
私自身も県外にいるわけですから。
しかし母の年齢も80歳を超えています。
一人の時間が長く刺激のない生活だと認知症のリスクもあります。
電話もしょっちゅうかけてはいるのですが電話は電話。
なかなか、距離が縮まる感じはありません。
アマゾンで解決した一部始終
そんな中、今年もアマゾンプライムデーがあり、エコーショーが約半額で売られていました。
実は昨年のプライムデーの時にまとめて4台エコーショーを買いました。
私の家は4人家族で、それぞれの部屋にエコーショーが置いてあり呼び出しや連絡が声一つでできるようにしてあります。
アレクサの呼び出し機能で相手は操作なしでつながる。
エコー、いわゆるアレクサによるテレビ会話は一方的な呼び出しができるのです。
つまり、呼び出しをかけるとすぐに相手につながり相手は何もする必要がないのです。
しかも、同じアカウントで登録していれば電話登録などの認証手続きも必要ありません。
ですから、母のようにITに全く縁のない人間でも簡単に扱うことができます。
ただこちらの呼びかけに応答するだけでよいのですから。
ただしWiFi環境は必須
当然ですがエコーでアレクサを扱うためにはWiFi環境がなければ繋がることはできません。
幸い兄家族には大学生の息子がおり、コロナ禍の今当然WiFi環境は必要ですし兄夫婦もネットを頻繁に使う方なので家中にWiFiが張り巡らされております。
今年もアマゾンプライムデーがやってきてすぐ渡りに船とすぐエコーショーを注文、とりあえず自分宛てに送ってもらい、初期設定を済ませて実家に送ることにしました。
エコーショーを使えるまでの設定は以下の通りです。
- 言語を選択します。
- Wi-Fiネットワークに接続します。
- Amazonアカウントにログインします。
- タイムゾーンを確認します。
- 住所を確認します。
- 端末の場所を確認します。
- 端末の名前を選択します。
- 端末の壁紙を選択します。
- 画面に表示される手順に従って、利用可能なキャンペーンを確認します
大事な設定は2.Wi-Fiネットワークに接続と3.Amazonアカウントにログインの二つだけです。
その他(8以外)は後からPCから変更や修正ができます。
まあ8についてはデフォルトで何ら差支えはないでしょう。
アカウントは自分のアカウントにする
アカウントは自分のアカウントにします。その方が余計な認証がいらないし、後から名前などの修正もできますから。
名前によってはアレクサが認識しにくい名前もあるので後から変更できる方が便利です。
ただし、送る前にアカウントを事前に設定しておいても母の家でWiFiを接続する時点でもう一度IDとパスワードの入力を求められます。
WiFi設定とID・パスワードの入力だけは兄にお願いすることになりました。
置き場所も兄にお願いして座ってゆっくり話せる場所を選んで設置してもらいました。
また、こちらのエコーの名前も覚えやすくアレクサが認識しやすい名前に変えておくことが大事です。
もともとリビングに置いてあったのでデバイス名をリビングとしていました。
それを母が覚えやすいように私の実名でイチロウ(仮)に変更しました。
つまり、母はいつでもアレクサ、イチロウに呼び掛けてというだけでこちらにつながるわけです。
逆に母の方はお母ちゃんというデバイス名にしてありますのでこちらからはアレクサ、お母ちゃんによびかけてというと母につながるわけです。
幸い私は自営業をしておりますので常に手元にエコーを置いておくことができます。
仕事の関係で手が離せなく母の呼びかけに応答できないこともあるのです。
しかし、画像は向こうに映っているはずなのでこちらが忙しくしていることが分かって忙しくて出られないんだなとわかると思います。
そこが、応答作業が必要ないアレクサの呼びかけの最大の利点です。
画像はプライバシー配慮されている
許可なく相手につながるので、ふろ上がりに裸でいる時とかふいに呼び出しがあって自分の画像が送られるとまずいこともあるでしょう。
そういうときのために呼び出した方の画像は最初の5秒間は真っ白でだんだん色がついていきフォーカスが合うように工夫されています。
見られてはまずい格好の時などはその5秒間にカメラの前から逃げて身づくろいすることもできます。
連絡が楽しみになってくる
先日、母がアレクサで話しているときにアレクサが来てからかかってくるのが楽しみになってうれしいと漏らしていました。
特に誰もいない昼などは連絡するとこちらも無事が確認でき大変安心できます。
この頃は、朝、昼、晩と大体定時に呼び掛けるようにしていますが、たまに母からも退屈しているのか呼び出されることもあります。
まあ、一つ親孝行ができたかなとアマゾンに感謝しているこの頃です。