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コードレス掃除機を買ってはいけない訳

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コードレス掃除機には寿命があります

カフェを経営しています。

仕事終わりにフロアを掃除するわけですが、約30分かかります。

また、営業中にもお客様がいなくなった時などパンくずなどを掃除するのに使います。

いわゆるヘビーユーザーというやつです。

機種名とかは大人の事情ということで伏せておきますが、買ったのはジャパネットの通販です。

半年で駆動時間が1分に

テレビショッピングでめったに商品を買うことはないのですが、たまたま見ていた番組でとても魅力的に見えました。

今まではコード式掃除機なので場所によってコンセントを変えたり、イスとかにコードが絡まったりしてとにかく掃除が嫌でたまらなかったのです。

それもあって、そのCMを見て即決で申し込みました。

たしか1週間ほどして商品が届いたでしょうか。

早速使ってみたら、パワーもあって軽くて使いやすいことこの上ありません。

バッテリーがどのくらい持つのか心配でしたが、いつも通りの掃除機をかける時間を優に上回ってくれました。

それからは、買ったことを正解だったと思いながら掃除機自体の便利さも忘れがちの毎日でした。

半年過ぎた頃でした。

なんだか掃除にモーター音が弱くなった感じがして、それでも使い続けていると持ち手にある充電警告ランプが点滅するようになりました。

バッテリーが寿命❓

まさか、まだ買って半年だぞ!

そんなわけはないとそのまま使い続けていました。

すると1週間後には満充電のはずなのにスイッチを入れたすぐからバッテリー充電警告ランプが点滅し、わずか1分ほどでモーターが止まってしまいました。

これは不良品だったかな、とジャパネットに電話して対応を求めました。

もちろん保証期間内なので着払いで商品を送ってくださいとのことでその通りにしました。

さすがに大きく展開しているジャパネットだけあって対応は素晴らしいものがありました。

がそんなことはどうでもいいのです。

要は不良品なのかそれとバッテリーの寿命なのか。

コードレス掃除機のバッテリーは消耗品です。

数日してジャパネットから電話があり、バッテリーは大丈夫だけど充電システムに不具合があり、充電が満充電になる前に止まってしまうとの事でした。

バッテリーは寿命ではありません、まだまだ使えますとの事でした。

まだ半年なんだもの当たり前だと思いつつ実はここで後に起こるべきことに気が付くべきだったのです。

しかし修理して送ってくれるとの事で一安心しました。

さて、修理後送ってくれた掃除機は元通り順調に動いていました。

それから1年と6か月、購入してから2年してどうも掃除機の稼働時間が短くなってきました。

だいたい5分で充電警告ランプが点滅するようになってきました。

そこでバッテリーのことを少し調べてみることにしました。

リチウムイオン電池の寿命はメーカーにもよりますが一般的には500回の充電放電の繰り返しが限界ということらしいです。

それも満充電から完全放電の繰り返しということです。

半分使ってそこから充電する場合は1回にカウントされません。大体0.5回とカウントするらしいです。

つまりうちのようにメインで営業日フルに使っていると大体2年が寿命ということです。

それで納得がいきました、購入後約二年。

ピッタリ寿命です。

ハイパワー運転すると寿命はさらに短くなる。

しかも調べていくとコードレス掃除機のハイパワー運転なるものはいわゆる強弱の強になるわけですが、これがかなりバッテリーに負担をかけるらしいのです。

リチウムイオン電池は温度上昇で劣化しやすく、強での運転はかなりバッテリーの温度が上がります。

そんなこととはつゆ知らずどうしても掃除するときは強運転してしまうのが普通ではないでしょうか。

どのくらい消費電力が違うかと言いますとうちのバッテリーの劣化した掃除機でハイパワーでは2分しか持たないのに通常運転では部屋の隅々まで掃除できるのです。

しかし、どうも通常運転では掃除をした気にならないというのが本音です。

結局バッテリーが劣化して動かなくなっても捨てるには忍びないのでバッテリーの交換ということになってしまいます。

メーカーで交換したら15000円から2万円ほどかかると言われました。

結局バッテリーは消耗品

コードレスは大変便利ですが、サイクロン掃除機などほとんど消耗品がないように思われますが実はバッテリー自体が消耗品なのです。

ダイソンの掃除機はバッテリーが自分で取り外し可能で購入だけで簡単に交換できます。

その分本体価格が高いわけですが、ランニングコストが安いことになります。

しかし、バッテリーが内蔵式とか何らかの作業をしなければ取り替えられないものはメーカー修理という形になってしまいます。

ヘビーユースの掃除機になると消耗品費が年間ほぼ1万円かかると思わなければなりません。

ヘビーユースの掃除にはコード式を

バッテリーを気にしながら掃除するよりも思い切り吸い込んで掃除をしたい。

私のようにカフェ経営で業務に使う場合。

また一般家庭の方でも毎日1階2階とすべてのフロアに掃除機を掛けなければ気が済まないというような人。

いわゆるヘビーユーザーの場合はコード式掃除機を使うことをお勧めします。

コードレス掃除機は使い分けが大事

コードレス掃除機はダメということではありません。

使い分けをすることでコードレス掃除機は格段に使い勝手がよくなるでしょう。

例えば、スナック菓子を食べた後、ちょっと粉物をこぼしてしまった、テレビの裏に埃がたまっている。

などという時にちょっと使いには最高のアイテムです。

しかし、日曜日に家中を掃除するなどという時にはコード式掃除機がやはり安心して使えますしランニングコストの心配が要りません。

そうやって使い分けることでコードレス掃除機のバッテリーの寿命を延ばすと結局は家計にやさしい掃除機になるのではないでしょうか。

やはり、ダイソンは優秀

今回、バッテリーの交換を自分でしようと調べてみました。

掃除機の分解ぐらい平気でできるスキルはあります。

調べていくうちに、やはりバッテリーの寿命、交換の便利さ、価格面においてテレビCMをガンガンしているダイソンはやはり群を抜いていました。

バッテリーはもともと取り外せる構造になっています。

裏読みをすると日本製はバッテリー交換で儲けるために本体を安く販売しているのでしょうか。

実際プリンターは、純正インク3セットを買うと本体が買えてしまう価格設定なのです。

しかしダイソンは創業時日本のビジネスモデルを参考にしたと聞いたことがあります。

信頼のおけるはずの日本メーカーが追随する、特に通販番組等で販売している日本製の掃除機は悲しいかなダイソンにはかないません。

日本製とは言うけれどバッテリーは中国製だったり、一昔前とは全く逆の現象が起こっているようです。

技術力の日本はもう終わったのでしょうか。

昨今の驚異的な円安により、生産体制等が昔の高度成長期の日本に戻ってくれることを切に祈ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

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