コロナ対策のあれこれ

食糧備蓄の仕方(米、小麦粉)

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この記事の目次

備蓄は買い占めではない

物がなくなり始めてから慌てて開店前のスーパーで並び、走って入店すると目的の商品を両手に抱えきれないほど買う。

それは醜い買い占め行為ですね。

品薄の商品を自分だけ多く手に入れたい、そんな心理が働くんでしょうね。

そんな醜い行動に走らなくてもいいように日頃から少しづつ買い蓄えていくのが備蓄です。

備蓄は一度に買うものではありません。

日頃、保存の利くものを買う機会があったら余分にもう一つ買って余分なものをストックしていくのです。

一度に買ったものは製造日が同じで消費期限が一度にやってきます。

ローリングストック法

そうやってストックしていき新しく買ったら消費期限が近付いたものから消費していき新しいものはストックしていきます。

これをローリングストック法といいます。

ストックの量は想定する長さによります。

地震など自然災害には最長1週間分×家族数だけあれば十分だと思います。

ただし今回コロナウイルスの影響で世界の食糧事情が一変していわゆる食糧難になったら一週間ではすみません。

もしそうなったらサバイバル的な考え方をしなければ生き残れないかもしれません。

究極の対策は自給自足の生活に備えることになるかもしれません。

平成の米騒動は回復に約1年かかりました。

翌年の米が豊作だったため1年で済みましたがタイ米を食べた記憶のある方も多いのではないでしょうか。

私はカフェを経営しているので業務用に米、小麦粉、コーヒー豆を備蓄しなければ店をたたむことになりかねません。

米の備蓄方法

先ず、家族で月にどのくらい米を消費するかを正確に割り出し3か月分を保存します。

米に関しては平成の米騒動で農林水産省が1994年、主要食糧の受給及び価格の安定に関する法律で条項として備蓄が定められ現在100万トン(10年に1度の不作にも備えられる量)を備蓄しているとのことです。

しかし群集心理は昨今のトイレットペーパーの一件でもわかるように品物が在っても流通しない場合があります。

そのための3か月分です。

3か月あれば流通は元に戻るでしょう。

現物があるのですから。

保存の基本は酸化防止、低温、遮光

保存の基本は次の三つです。

1、酸化防止

2、低温を保つ

3、遮光する

この三つを制御できれば5年は持ちます。

実際に私のやっていること

  酸化防止と遮光

先ず入れ物はコンテナです。

どこのホームセンターにもありそうですがこのコンテナは蓋にパッキンが付いているので完全密閉できます。

これで遮光と密閉はできました。あと酸化防止です。

買ってきた米袋はおそらくポリエチレンかポリプロピレンでできています。

一般にプラスティックは酸素を透過します。

おそらくスーパーで買ってくると思いますが5kgでもおそらくビニールでパックされています。

このままで保存すると米はやはり酸化されます。

脱酸化剤を使う

米や小麦粉、コーヒーなど備蓄するものを入れ、いっぱいになったら。

コンテナに脱酸素剤を入れてコンテナの酸素をなくします。

脱酸素剤は一旦袋を開けると反応が始まりますのでなるべく小分けした商品を選びましょう。

画像クリックでリンク

しかしこれだとコンテナを開けるたびに脱酸素剤を入れなくてはならなくなります。

米用の保存袋がある

米専用の保存袋があります。脱酸素剤もついています。

この袋に米を移してコンテナに収納すればコンテナを開け閉めするたびに脱酸素剤を入れ替える必要もありません。

コーヒーや小麦粉は真空パックで保存

あと、コーヒーと小麦粉ですがそれぞれ袋ごと真空パックしています。真空パック器はいろいろありますがレビューですぐ壊れるものが多くいいものを探すのに苦労しました。

私が選んだのは下のものです。

画像をクリックで詳細

コーヒー豆も小麦粉も袋のまま脱酸素剤を入れて真空パックします。脱酸素剤と一緒に酸素検知剤も入れてっれておきます。

時どきコンテナを開けて無酸素状態を確認します。

脱酸素剤も酸素検知剤も残ったら真空パックで保存します。

一石二鳥ですね。

温度管理

冷蔵庫という手もあります。

2万円ほど出せば昨今なら簡単な冷蔵庫が手に入ります。夏だけ冷蔵庫に移動するということもいいと思います。

冷蔵庫へのリンク

家の一番温度の低い場所を選んで保管するしかありません。

2階などその家の最上階は1階より温度が高くなります。なるべく1階がいいでしょう。

日差しのない部屋がいいのですが換気ができる方が夜に一気に室温を下げられます。

つまり日の当たらない風通しの良い部屋ということになります。

冬は問題がないのですがやはり真夏は相当気温が上がります

昨今のような異常高温が続く場合は一時的に冷蔵庫に避難させるか冷凍しておいた冷凍保冷パックをコンテナに載せるなど工夫が必要です。

缶詰の保存

缶詰は賞味期限が書かれてあります。

しかしこれは常温で保存した場合であってまして賞味期限は美味しく食べられる期限であり消費期限は書かれていません。

普通缶詰の賞味期限は製造後2~3年ですが消費期限となるとによってはもっと長期に保存が可能です。

最長100年以上という記録もあります。

缶詰は無菌、無酸素、密封が完璧ですので後劣化する条件は温度です。

とくに直射日光が当たったり高温になる場所では劣化が早く進みます。

やはりこれも冷蔵庫で保管すると5年、さらに10年は持ちます。

常温でも10年は持ちますが味は当然落ちるは否めません。

しかし冷蔵庫の場合は味もかなり保てます。

劣化する要素がありませんから。

やはり、備蓄には安価でいいので冷蔵庫が1台欲しいですね。

 

 

 

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