SLL化後、つまり、http://からhttps://へとURLが変わってからリダイレクトも終わりました。
アナリティクスの設定もサーチコンソールの変更もみな終わりました。
たまたま、サーチコンソールを見ていて被リンクを覗いてみました。
http://のサイトの被リンクはたった数個になっていました。
https://のサイトの被リンクは以前より増えています。
「そうか、リンクは引き継がれるんだよかった、よかった、しかも増えているし」
と喜んだのもつかの間、よく考えてみるとこのサイトは手持ちのサイトのなかで最も古いサイトなのです。
この記事の目次
やんちゃができた時代のドメインがSSL化で気を付ける事
その昔、グーグルさんのボットがまだ優しかったころ、みんなが小細工してました。
キーワードの詰め込み、隠しキーワードなどはかわいいもんです。
サテライトサイトを馬鹿みたいに作ってそこからリンクを本命サイトに貼ったり。
えげつないのになるとリンクを業者から買っている人もいました。
当時はページランク至上主義でページランクの5からのリンクは夢のような話でした。
当時はリンクの質などどうでもよかったのです。ただリンクされればよかったのです。
その中でも正統派での常套手段は相互リンクでした。
サイトには必ず相互リンクについてという固定ページがありまた相互リンクページにはいくつもの外部リンクが並んでいました。
そのリンクページが何十ページとかあるのです。
しかしそんなことで、検索順位が上がっていた時代があったのです。私も例にもれず相互リンクのお願いメールを出し、リンクページに登録したり、さまざまな当時のSEOをやってきました。
そうしているうちにいつしかペンギンやパンダが現れそういったSEOは逆にペナルティを喰らうようになってきました。
私は正式なペナルティを文書で受け取ったことはありません。しかし確実にアクセスが減少していますので評価は下がっていました。
当時、月に10万円ほど稼いでいたサイトですがいつしか年に数千円しか稼げないサイトになってしまいました。
しかし、ある時googleのリンクの否認という救済があることを知り、一念発起サイトの再生に挑戦しました。
SEOの障害、相互リンク
まず、サテライトサイトは全て消滅させ、自作自演は全て削除してきれいな身になりました。
あとは相互リンクなどの質の低いリンクです。
しかしこれが問題です。今更一件、一件、メールでリンク解除をお願いするなんてとてもできません。
そこでgoogleのリンクの否認を使わせていただきました。
リンクの否認の仕方については他のページで詳しく説明します。
サーチコンソールから被リンクのリストをダウンロードして一つひとつリンク先の状態を見ていきました。気の遠くなるような作業です。
全て否認する手もありましたが、まっとうで、質のいいリンクも結構ありましたからそれを探すのに苦労したのです。
最終的に500ほどサイトを回って300のリンクを否認しました。
googleのページから決められた書式にサイトのURLを羅列し、文字コードを指定しアップロードします。
そこからは、サーチコンソールの被リンク数が次第に減っていきます。
ある程度まで減ると一気に増えることがあります。
新しく見つかったリンクが上乗せされているのです。
そして、新しい質の低いリンクをファイルに加えてまたアップロードします。
繰り返すこと7回。やっと被リンク数が落ち着きました。
サイトのアクセスも少しですが戻ってきた感がありました。
それからしばらくは他のドメインで作業していましたのでそのサイトはほったらかしていました。
SLL化したらリンクの否認も受け継がれるのか
アクセス数は時々見ますけど月刊1000程度まで戻していました。
メインサイトをSSL化するのでついでに問題のサイトもSSL化しました。
メインサイトにかかりっきりになっていたので問題のサイトはご無沙汰していました。
そして、しばらくぶりにサーチコンソールから問題サイトを見たら、アクセス数が一日一桁の前半に落ちています。
被リンクを見るとかなり増えています。もしかしてリンクの否認は受け継がれないのかと思いgoogleに行くとhttp://にはちゃんとリンク否認のファイルがあります。
しかし、https://の方にはファイルがありません。被リンクが増えたのは否認したリンクが戻ってきているのに違いないと思いました。
そこで、https://の方の被リンクリストをダウンロードしてまた一つひとつ被リンク先を回って選別リストを作りアップロードしました。
2019年10月11日09:20の事です。
以降どうなったかは加筆していきますのでご注目ください。