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カズの知恵袋

話題のNMNはで年寄りがいなくなる?

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アマゾンで一番高いサプリメントは?


アマゾンでサプリメントで検索、値段の高い順に並べ替えると堂々のトップに「NMNピュア3000:Amazon限定12個セット」なるものが出てきます。その価格なんと124万2千円也!。さぞや豪華なパッケージと思いきや何の変哲もないボトルでその容器からは値段は想像もつきません。

まあよく見るとこれは12個セットで、通常ひと月に一個らしいです。つまり1年分まとめ買いですね。それにしてもひと月分118800円。お高いです。まとめ買いだから一つ買いだと高いのではと思い探したらありました。ひと月分118800円。まとめ買いよりひとつ15300円お高くなってます。

NMN?聞いたことのない単語です。よく見ると商品名のNMNとはとりもなおさず含まれる成分の名前でした。この値段からして相当な効き目があるのでしょう。

っていうか何に効くの?興味が出たので少し調べてみました。

そしたらすごいことが分かったのです。

なんとNMNとは若返りの秘薬成分だったのです。

そしてそのNMNを調べていくととんでもないことが分かってきました。こんなものが市場に出回ったら長寿大国日本は天国になってしまう。老人と呼ぶべき人がいなくなり人口減少に歯止めがかかり経済も活性化するに違いない。と思えるほどの成分だったのです。

寿命をつかさどるサーチュイン遺伝子

サーチュイン遺伝子とは別名「長寿遺伝子」と呼ばれサーチュイン遺伝子が活性化することにより合成されるたんぱく質(サーチュイン)はDNAに働きかけ遺伝的な調節が行われ生物の寿命が延ばされると考えられています。

しかしその詳しいメカニズムはまだ謎に包まれていて世界各国の研究者たちが先を争ってその仕組みの解明に挑戦していてこれまでも様々な仮説が発表されてきましたが決定的な決め手となるメカニズムの解明とはなっていませんでした。

2013年に国立遺伝学研究所の小林武彦教授らの研究チームはサーチュイン遺伝子の寿命を延ばすメカニズムに解明に決定的な発見をしました。

ヒトの細胞の中の遺伝子は様々な外的要因で傷つけられます。

小林教授は老化のメカニズムの研究を通して老化を防ぐために必要なものから逆算しサーチュイン遺伝子のメカニズムを発見したのです。

このメカニズムは細胞の事を詳しく知らないと理解もなかなかできないのですが、要約するとおおむねつぎのようになります。

細胞内のDNAの遺伝情報(ゲノム)が不安定になると細胞が老化するといわれています。つまり老化を防ぐのにはDNAの遺伝情報を安定させればいいのです。

サーチュイン遺伝子は遺伝情報が不安定になることを防ぐ役目を持っているのです。サーチュイン遺伝子を活性化することでより遺伝情報(ゲノム)は安定するのです

サーチュイン遺伝子を活性化させる方法

 断食は寿命を延ばす

飢餓状態に陥ったりやダイエットでカロリー制限をするとサーチュイン遺伝子を活性化することが分かっています。

京都大学の西田栄介教授の研究グループの実験では細菌や微生物などを食べる線虫をエサから隔離するという断食を2日おきに繰り返すと平均24日ほどの寿命が36日~40日と1.5倍に伸びることを確認しました。

また、長崎ペンギン水族館のエンペラーペンギン「ぎん吉」はペンギンの平均寿命が20年のところなんと39年9か月生きたそうです。後の調査で、「ぎん吉」は飼育記録が39年9か月15日だったものの死亡時の年齢はおよそ42歳だったことがわかり人間にすると120歳を超えていたそうです。調査では飼育中週に1日だけエサを与えない日を設けていたらしく、それが長寿につながったとみられています。

最近大流行のプチ断食などの週一回の断食でもサーチュイン遺伝子をが活性化され恒常的に続ければ寿命を延ばせるかもしれません。

 赤ワインにはサーチュイン遺伝子を活性化し若返りの効果があった。

赤ワインに含まれるポリフェノールの一種、レスべラトロールでも活性化されるというラットによる研究が報告されています。

しかし、実験で効果があったレスベラトロールの投与量をヒトに換算すると一日に赤ワインにして75リットル飲まなければならず、赤ワインでの摂取は現実的ではありません。そこで登場するのがレスベラトロールを効果的に摂取できるサプリメントですが、アメリカではすでに開発発売されており爆発的な売り上げをたたき出しているということです。

  スベラトロールはサーチュイン遺伝子を活性化しないことが判明。

アメリカで爆発的に売れたレスベラトロールを含んだサプリメントですが。その後の研究でレスベラトロールは直接サーチュイン遺伝子を活性化することはないという研究が発表されました。これはアメリカサプリメント業界にとっては大変な痛手であり。その後もレスベラトロールのサーチュイン遺伝子に対する影響を実証する研究が行われましたが現在のところレスベラトロールはサーチュイン遺伝子に影響は与えないという見方が主流になっています。しかし若返りサプリメントは大変魅力的なテーマでその後もサーチュイン遺伝子の活性化する物質についての研究はさかんに行われました。

  NMNがレスベラトロールに代わって注目され始めた

NMNは正式名称「ニコチンアミドモノヌクレオチド」を略したものでビタミンB3の一種であり核酸の材料のひとつです。牛乳をはじめとするさまざまな食品の栄養素に含まれています。今、老化を抑制する物質として全世界で注目されています。すでに動物実験ではその効果が証明されつつあり、昨年からは人体に対する効果を検証する臨床研究が始まっています。

  NMNは老化防止をさらに進めて若返りの効果がある

米ハーバード大と豪サウスウェールズ大の合同研究チームのマウスを使った実験によると2歳のマウスの細胞にNMNを注入したところ生後6か月の時点まで若返らせることに成功したといいます。2歳のマウス細胞が生後6か月に若返ったことを人間の細胞に換算すると60歳が20歳まで若返ったことになるそうです。

  あらゆる成人病に効果が望めるNMN

糖尿病をはじめとする成人病は細胞の老化が起因していると考えられておりNMNの今後の研究であらゆる成人病に劇的に作用する薬の開発も夢ではないということです。また、肥満やダイエットにもその効果が見込まれ夢のサプリメントとして今後の研究が期待されるところです。

NMNサプリメントが高価な理由

現在、サプリメントとしてのNMNは非常に高価で販売されています。その価格は冒頭のチャプターで書いた通りです。現在原料としてのNMNは研究用途としての化学物質原末扱いの販売しかされておらず。その価格は100mgが4万円と言われています。量産ができれば価格は下がると思われます。現在日清製粉傘下のオリエンタル酵母工業が製造についての研究を進めておりサプリメントとしてもちらほら製品を見かけるようになってきました。

サプリメントベースでのNMN価格は2017年4月現在100mgが4000円~6000円となっており徐々に量産化が進んで来たのではないかと感じています。

NMNサプリメントの選び方

NMNサプリメントはまだまだ高価なものとなっていますので、購入にも注意が必要です。それなりの知識を持って選んでいきましょう。現在のところ日本で販売しているもしくはアマゾンで販売しているもNMNサプリメントは新興和製薬株式会社(ミライラボ)一社のようです。NMNの含有量に比例して値段が決められています。

NMNの含有量を表示しているものを選ぶ

今後他社からもいろいろ発売されるでしょうが要はNMNの含有量なのでどのくらい含まれているのかを確認する必要があります。一粒にいくらなのか。ひと瓶にいくらなのかも間違わないように確認しなければなりません。

中にはいろいろビタミンやNMN関連系の成分と混ぜてNMN自体は含まれている程度というものも外国産サプリでは見かけますので注意が必要です。
アマゾンでもけっこうリーズナブルな商品もあります。

近い将来日本から年寄りがいなくなる?

今後NMNの研究が進みサプリメントとして誰でもが安価に入手できるようになると日本の医薬品、サプリメント業界の地図は大きく塗り替えられるでしょう。そして誰もが若さを保ち長生きする時代が到来するかもしれません。

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