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カズの知恵袋

コロナ後遺症 嗅覚障害に効くツボ

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基本は病院の治療です。

新型コロナ感染症に感染し、たとえ軽症であった人も後になってさまざまな後遺症が現れ問題になっています。

後遺症は感染者の4人に一人が半年以上継続するという研究報告もあります。

国立国際医療研究センターの調査によりますと以下のような発表がなされています。

新型コロナ感染者のうち、女性の方が男性より倦怠感や味覚嗅覚障害、脱毛の後遺症が出やすい傾向があることが国立国際医療研究センターの調査でわかった。また、若い人ほど味覚・嗅覚障害が出やすいこと、男女全体で約4人に1人が半年後も後遺症に悩まされている。

そして、男性よりも女性のほうが後遺症が出やすかったという。症状別でみると、脱毛は約3倍、倦怠感は約2倍、嗅覚障害は約1.9倍、味覚障害は約1.6倍、女性のほうが出やすいことがわかった。また、若い人や痩せ形の人は味覚・嗅覚障害が出やすい傾向があることも判明した。

つまり新型コロナ感染後の後遺症自体の研究もまだ始まったばかりで詳細なことはまだわかっていないというのほんとのところのようです。

新型コロナ療養後に何らかの不調を感じた方はまず保健所に相談するのが最善の行動です。

それから、ドクターの診察と投薬、リハビリなどを受けることになります。

しかし、なかなか回復が遅く不安感や心配で自律神経の乱れから余計に様々な症状が付加される方もおられます。

そして、もっと自分にできることはないだろうかと健康食品や怪しげな健康器具に手を出したりする方もおられるかもしれません。

コロナ後遺症を抱えた弱い人たちからお金を巻き上げようとする悪い輩もいるかもしれません。

基本は病院の治療です。

そこをしっかりと自覚しましょう。

そこを、自覚したうえで東洋医学という治療を取り入れてみる分には何のリスクも負担もないと思われます。

自分でできるツボ治療

今の医学でも後遺症の全貌が分からないのに、東洋医学などとおかしく思われるかもしれません。

しかし、リスクがないのならばあらゆることを試してみる積極性が症状を少しなりとも軽減してくれるかもしれません。

この記事では、治療法を提示するのではありません。

ただ、鍼灸において嗅覚異常に効くとされているツボをご紹介するだけです。

そのツボを押さえたり、周辺をマッサージしたりすることに何らリスクは見当たりません。

それでもし何らかの改善が見られればコメントからご報告いただければ嬉しい限りです。

嗅覚減退、無臭覚症に効くツボ

現代医学でも初めて体験する新型コロナの後遺症としての嗅覚異常。

当然鍼灸においてもその治療体系があるわけがありません。

以下のツボは鍼灸治験例という文献に書かれた中耳炎を患った後に嗅覚障害が発生した方の治験からその時に取ったツボをご紹介するものです。

迎香(げいこう)、攅竹(さんちく)、天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)、上星(じょうせい)

実際はハリを用いると書かれてありますが前述のようにピンポイントで指で押したりマッサージをするのも有効であろうと思われます。

迎香(げいこう)、攅竹(さんちく)、上星(じょうせい)

これらのツボは顔面部にあります。

迎香(げいこう)は鼻孔と同じ高さで鼻翼の外側約5mmほどにあります

ツボの効用としては嗅覚麻痺、鼻炎、歯痛に効くとされています。

攅竹(さんちく)は眉毛の内端の上縁に取ります。クシャミや蓄膿症に効果があるとされています。

上星(じょうせい)は正中線上前頭髪際から約2cm頭髪側に入ったところにあります。蓄膿症や鼻づまりに著効するといわれています。

 

風池(ふうち)、天柱(てんちゅう)

両ツボとも頭の後ろにあります。

風池(ふうち)は耳のすぐ後ろを触るととがった骨がありますそこから頭蓋骨の下縁に沿って首の真後ろへ向かって指を滑らせ一番くぼんだ所にあります。鼻炎や蓄膿症に聞くとされています。

天柱(てんちゅう)は頸の真後ろ正中線で頭蓋骨の下縁のくぼみから真横へ約2cmのところにあります。これも鼻炎、蓄膿症等の鼻疾患に効果があるとされています。

この2穴は指で押さえて指圧するのが効果的でしょう。

これらのツボは画像では片側だけですが左右対称で両側にあります。

特別に構えて治療するわけではありません。テレビを見ていて、また入浴中などに気軽に刺激してみてはいかがでしょうか。

天柱、や風池は肩こりや頭痛、目の疾患にも効果があるので思わぬ体調の改善がみられるかもしれません。

科学的証明と言われると東洋医学としては何千年もの経験に基づく治療体系としか言いようがありません。

しかし、東洋医学で様々な症状が完治する場合もあることは確かなことです。

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