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カズの知恵袋

類似画像を検索するソフト上位3つを実験検証してみた。

更新日:

以外に困る類似画像を整理する

例えば集合写真など撮影する時は、万が一取り損ねていた場合を考えて2、3度シャッターを切ることが多いと思います。

以前の様にフィルムを使った撮影ならば勿体ないところですが、デジタル化の今では消去すれば終わることです。

ですからこの頃では被写体からでも「今表情が良くなかった」「目をつむってしまった」などでもう一回撮影リクエストが気軽に出るようになっています。

しかしお手軽な分、整理をしないと同じような写真がどんどん増えてメモリを食いつぶしていきます。

スマホがいっぱいになればPCの方へ移動させPCのストレージで保存する方も多いでしょう。

そのうち、PCの方でも邪魔になって来るとあっちこっちに移動させたりコピーしたりします。

そうすると最終的にはよく似た写真どころか同じ写真があちこちにあるという整理もできないような事態になりかねません。

なぜなら、写真の削除は結構、勇気が要るからです。

一期一会といいますかその瞬間を閉じ込めた写真データ。他へコピーして保存した後でも元データを削除するのは何となく抵抗が生じます。

しかし結局必要なのはその場を収めた一枚だけなのです。

よく考えてみると改めて見ることもないような写真もたくさんあります。

そこで膨大な写真を整理します。

私などは複数のPCに同じファイルを保存していたり、親戚のスマホに入れてあげるためにサイズダウンしたファイルなど同じ写真がいっぱいあります。

5台あるPCやスマホから全て画像ファイルを抜き出し64ギガのSDカードにまとめることにしました。

1台のPCにしてもあちこちにデータがあるのでいちいち探すのも面倒です。

まとめ方については他のページで詳しく書いていますので参考にしてください。↓

類似画像検索ソフト3選

代表的な3ソフトを試してみました。

今回は類似画像検索に重点を置いて実験しましたので重複画像ファイル検索ソフトは含まれていませんがもちろんこの3つのソフトで重複画像検索は可能です。

DupFileEliminator

SimiPix

FileMany

まず、優劣の条件として類似の見分け方の性能でしょう。

例えば「家族集合写真などで続けて2回、3回と撮影すると被写体はだれかが目をつむったり手を動かしたりと少しは動いているはずです。

それを類似写真としてどの程度認識してくれるかです。これは写真整理で大変重要なファクターになってきます。

それではソフト一つひとつについて検証していきましょう。

実験には公平性を保つために同じ材料を用いました。

実験準備

まずは実験用の画像を用意しました。

 画像サンプル1

ミッキーの時計を撮った写真です。

タイマー01~03はカメラ固定で赤いタイマー針を少しずつ動かしたものです。

秒針01~03は電池を抜かずに秒針が動いている状態で固定カメラで撮ったものです。

フリー01~03はカメラ手持ちでなるべく動かさないように撮影したものです。フリー04~05は角度を若干変えて撮影したものです。

固定01~02は三脚でカメラを固定し電池を抜き秒針も止めて撮影したものです。

固定01、30%と固定01、50%は固定01のファイルサイズを30%と50%に縮小したものでサイズの違う同じ写真をソフトがどう扱うか調べるための物です。

 

画像をクリックで拡大

 

 画像サンプル2

ワードで数字の1を羅列したものです。サンプル新実験01は基本形です。

同じ画像を加工してサンプル新実験02は真ん中の1を一つだけ消したものです。同じくサンプル新実験03は2つ消しています。

 

画像をクリックで拡大

 実験結果とダウンロードの紹介ページへ

さて、画像サンプルをどの程度の制度で見分けられたのか気になるところですが、ここはソフト別にご紹介しないととんでもなく長いページになってしまいます。

そこで各ソフトによって実験結果をページ分けしました。

下のリンクからご覧ください。

なかなか面白い実験になりましたが、私の評価についてすぐにお知りになりたい方は次ページ総合評価ランキングをご覧ください。

総合評価ランキング

まずシステムは評価の対象とせずただ事実のみを記載しています。

評価項目として性能について次のものを比較しました。

1,操作性

直感的に様々な操作ができるか

2,検索自由度

自分の思うような条件で検索できるか

3,結果表示

検索結果の表示が直感的に把握できるか

4,類似愛毎度

検索に融通が利くか、例えば映り込んだレンズの繊維ゴミの有無などは無視できるような機能があるか。

 第1位(3ソフトの中で)

FileMany

システム

インストール なし

ドライブ全体の検索 あり

性能

1、操作性 1位 直観的な操作が可能

2、検索自由度 1位 様々なオプションがある

3、結果表示 1位 ファイル表示と画像表示が対比できグループ分けも分かりやすい。

4、類似曖昧度 3位 特徴、ヒストグラム/輝度が調節できるが90%が限度

 

第2位(3ソフトの中で)

DupFileEliminator

システム

インストール なし

ドライブ全体の検索 あり

性能

1、操作性 2位 フォルダ単位の検索の場合フォルダが深いとたどり着くまでに時間がかかる。

2、検索自由度 同率1位 FileMany とほぼ同じ

3、検索表示 2位 リスト表示とサムネイル表示を切り替えなければならない。リスト表示のサムネイルは小さすぎる。

4、類似曖昧度 2位 ヒストグラム、色合い、コントラスト、輝度が調節できるがやはり90%まで

 

第3位(3ソフトの中で)

SimiPix

システム

インストール なし

ドライブ全体の検索 なし、フォルダ単位の検索しかできない。

性能

3、操作性 同率1位 非常にシンプルなソフト。選択肢が少ない。説明が要らないほど簡単。

4、検索自由度 3位 シンプルな故検索オプションもほとんどない。

5、検索表示 3位 グループ分けの概念がない。ファイルの最初から総当たりで最も似ているファイルを一つだけ表示される。

6、検索曖昧度 1位 「類似しきい値」というアルゴリズムで類似度を判断する。類似しきい値が0だと重複ファイル検索になる。標準が100だが上限がない。設定次第でアングルの違いも類似と見なしてくれる。

 

  • B!