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カズの知恵袋

カフェ開業:失敗しない予算配分

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これからカフェを始める人へ

カフェの開業はほとんどの事が選択によって枝分かれしていき無数の結果になっていきます。

中には選択の余地のないファクターもあります。

私のカフェ開業に至るまでの様々な選択をご紹介していきます。

私の場合は少し特殊な事情がありましたので参考にならないこともあるでしょうが役に立つ情報も必ずあると思いますのでぜひ最後までお読みください。

私のカフェ開業の経緯

 

40年住んでいた自宅が公共工事による立ち退きで家を新築することになりました。

住んでいた家はけっこう大きな鉄筋4階建てのビルでテナントも1件入っていました。

もともとは母がそのビルの2階で喫茶店を経営していました。

母が父とともに開業したころは喫茶店自体が地域に少なくまた立地が良かったためかなりの売り上げがあったように聞いています。

最初はバーテンダーを雇い酒類もメニューにありウエイトレスも多い時では3人ほど雇っていました。

喫茶店を開業してから4年後父は病気で他界して、母が一人で子育てをしながら喫茶店をやっていました。

私が大学を卒業して就職するころまではけっこう収入はあったようです。

しかし次第に各地に喫茶店も増えてきてまた、立地は良いものの駐車場がないという致命的なファクターがあり売り上げは減少の一途をたどりました。

そして私を含む子供たち全員が結婚し手が離れたころ、さすがに気力を失ったのかきっぱりと喫茶店をたたんでしまいました。

それから、5年ほどして立ち退き話が持ち上がったのです。

ビルも築40年を超え耐震基準に合わなくなっていましたので渡りに船という結構なお話で二つ返事で承諾しました。

代替地に結構いい条件の土地を確保できたので、勤めていた病院を辞め母のやっていた喫茶店をやることにしました。

新居は自宅と喫茶店の店舗併用住宅で駐車場も普通車4台置けるように設計しました。

いろいろ事情があり新築と同時にカフェ開業とはいかず準備に4年かかりました。

さて、ここからがカフェ開業の大仕事の始まりです。

カフェ開業の準備

1、資金調達

立退きによる補償金は建築費に全てつぎ込んでしまいました。

カフェの部分はいわゆるスケルトン状態です。

しかし、設計時点で後々カフェにすることを前提に設計してもらいましたので配管、出入り口などは喫茶店の体をなしています。

実は、建築時に補償金で足らない金額を見込んで1500万円の住宅ローンを組みました。

建築会社に決済後約900万円残りました。

これがカフェの開業資金になります。

2、資金配分

まず必要な資金を列挙してみます。

1、内装費

2、厨房機器

3、食器

4、その他予備費

5、運転資金(6か月分)

それでは具体的に見てみましょう。

 1、内装費

4年前家を建ててもらった建築会社に引き続きお願いしました。

4年の準備期間に自分なりに設計したイメージを資料とともに提出して見積もりを出してもらいました。

大体20席程度のこじんまりとしたカフェになります。

第1回、目見積金額は660万円でした。

こちらの予算としては大体400万円を予定していましたので結構ショックでした。

ここから、見積もりを精査して予算を削る作業が始まります。

見積もりの減額

例えばうっかり自分のイメージで設定していた厨房周りのステンレス板の張り付け。

よく中華飯店の厨房などで見かけたので何となく書いたのですがこれがバカ高いのです。㎡あたり2万円もするのです。

これはわざわざステンレスでなくても厨房専用の壁素材があり、色合いも白で清潔感があり価格も㎡あたり5000円ほどで1/4で済みます。

後、床材の見直し、カ機器設備の見直しました。

そして最大の節約は空調でした。

空調は自前で

エアコン設備工事の見積もりが約90万円出ていました。

エアコン取付はネットで知り合った工事業者さんがいるのでネットで購入し、その工事業者さんに取り付けてもらうことにしました。

これを施主支給というのですが建設会社さんや工務店さんが一番嫌がることです。

しかし、工事打合せの時に本当に予算が厳しいことを伝えると快く?了承してもらいました。

ちなみに本体価格はネットで購入すると見積もりの半額で調達できました。

空調設備の事についてはいろいろ選択肢もあります。詳しくは下の記事で書いてあります。

結局最終的に空調設備は

90万円→46万円

とほぼ半額になりました。

2回目の打ち合わせで提示された見積書は

660万円→470万円 でした。

まだまだ、予算に届きません。

次に無理をお願いしたのは照明です。

照明器具も自前で

建築会社さん特に電気工事屋さんには本当に気の毒なのですがこれも施主支給とさせていただきました。

といってもこれは少し勉強が要ります。まず全体の照明イメージを自分で考えなければなりません。

間接照明やペンダント、スポットライト等を組み合わせてどういう雰囲気にするのか自分なりのイメージが出来上がれば、どの位置にどの照明を置くかわかってきます。

そこで私が選択したのはダクトレールシステムです。下の様なAC100Vが取れるレールを天井の要所に張り巡らせます。

後から好きな照明を取り付けできます。

ダクトレール用の照明器具はペンダントからスポットまで無数にありますので後から変更することもできます。

工事はダクトレールの取り付けだけお願いして照明設備はネットで気に入ったものを調達しました。

それで照明器具は

35万円→7万7000円

まで落とせました。

あと、トイレの暖房便座を自前にしたりなんだかんだで最終見積もり

470万円→417万円

まで落ちました。これぐらいなら何とか払えそうです。

工事後、結局最終的に材料変更や追加分で支払金額が           内装工事費合計 4,266,000円

2、厨房機器

厨房機器は迷うところです。リースか購入か、中古かそれぞれメリットデメリットがあります。

中古はハナから念頭にありませんでした。

食べ物を扱う商売なのでなるべく新品からのスタートをしたいと思っていましたから。

20席程度のカフェで、私と妻の二人で切り盛りします。

そんなに儲かるとは思っていませんので月々の運転資金をなるべく抑えるためにリースも対象外とし買い取りで調達することにしました。

リースは初期費用やメンテナンス費用を押さえられますが実質採取的には、数10%の上乗せした価格になります。

では、揃える厨房機器を見てみましょう。

1、シンク

2、コールドテーブル

3、ガステーブル

4、ガスオーブン

5、製氷機

6、電子レンジ

7、オーブントースター

8、電磁調理器

9、業務用冷凍冷蔵庫

10、冷凍ストッカー

11、コーヒーミル

12、コーヒーマシン

13、食器洗浄機

14、調理テーブル

それではまずシンクから見ていきましょう。↓

 

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