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カズの知恵袋

マイホーム新築、照明はすべてLEDにするべきか

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照明は全てLEDにするべきです

5年前、自宅を新築しました。

当時のLED照明器具はまだまだ高くて建築見積の段階で、従来の照明と全てLEDにした場合の二つの見積もりを出してもらいました。

あくまでも5年前ですが、両者には130万円の差がありました。当然LEDが高いのです。

5年前というと蛍光管がLEDに代わる過渡期でLEDの器具や管や球もまだまだ高額でした。

当時、建築予算が見積もりを下回っていましたので削れるところは削ろうと従来の照明にして、仕事場だけLEDにしました。

実は自宅はは自営業をしているので一日の大半は仕事場で居ります。

つまり仕事場の照明を長時間使うことになるので仕事場だけ全てLEDにしました。

完成し、引き渡し後、住んでみて初めて分かることがあります。

リビングは間接照明、直管型蛍光灯40W✖5

大きなシーリングライト(蛍光灯)ツインパルック97W

ダウンライト クリプトン球(60W)✖11

フル点灯したらなんと957wになりました。ほぼ1000W!

照明だけで1キロワットも使ってどうするんだ!と思わず工務店の電気下請けに突っ込みそうになりました。

クリプトン球は使うな!

クリプトン球は小さい割に明るくしかも一個数十円という安価なもので器具も安く初期費用はかなり抑えられます。

 

しかし、いわゆる電球なので熱エネルギーを放出するため効率が悪く60Wのものが一般的です。

60Wという事は10個つけると600W、エアコン並みです。

エアコンなら季節で使わないこともありますが、照明は毎日使います。正直、電気代がたまりません。

クリプトン球はLEDと交換できる

クリプトン球はE17口金が殆どです。現在、LED電球はずい分安くなって安いのであれば60w相当の明るさで1個500円以下であります。

しかも60W相当の明かりなのに消費電力は6Wほどです。色は電球色と蛍光灯色の白色があります

但し、LEDはクリプトン球と違って光が前方にしか当たりません。またクリプトン球用の器具はほとんどが斜めに口金受けが付いています

ですから、LED球を器具に差し込むと光にムラができてしまいます。

当時いろいろ探してそれを解消するパナソニックの斜め型のLED電球を見つけました。

当時の最先端の物は先が回転するように出来ており方向が自由に調節できるものでアマゾンで1600円しました。

現在は、クリプトン型LED電球も高配光型という機種も発売されて、ほぼクリプトン電球と同じ配光をカバーできます。

価格も通常品と200円ほど違うだけです。

クリプトン型LED電球の注意点

クリプトン電球は基本的に電球自体は熱を持ちません.

熱エネルギーが発生しないから消費電力が少ないのですから。

しかし、口金にかなり熱を持つという特徴があります。

という事は器具の口金受けにも熱を持つことになります。

LED電球には規格として

  • 断熱材施工器具対応
  • 密閉型器具対応
  • 調光器対応非対応
  • 屋外用器具への取り付け対応

と書かれたものがあります。

断熱材施工器具対応:天井裏に断熱材を施工している場合、埋め込み照明器具も断熱材が覆っているので器具の放熱ができにくくなっています。

球より口金が熱を持つLEDでは器具自体の温度を上げることになりますのでそれに対応した放熱の工夫が施されたLED電球であるという事です。

一階はほぼ断熱材を施工してないと思われますがその家の最上階(3階のところもあるでしょう)は必ず断熱材が天井裏に施工してあります。

その場合は断熱材施工器具対応の表示があることを確認して購入してください。

密閉型器具対応:密閉型器具とはお風呂の中の照明器具などの事で蒸気が入り込まないように密閉型になっています。これも器具の放熱ができにくい構造なのでそれに対応した性能のLE電球であるという事です。

調光器対応非対応:最近は調光できるLED電球も多く発売されています。非対応であれば調光器付きの器具では使用できません。

屋外用器具への取り付け対応:これも熱処理の性能があるという事です。屋外器具は防水になっているのでやはり密閉された中で使用します。また、屋外は直射日光にさらされますので昼間は点灯しなくてもかなりの温度になります。耐熱性に優れているという事もあるでしょう。

LEDにするもう一つの理由

寿命が長いという事です。

実は自宅の階段の最上階の天井にはいまだにクリプトン球のダウンライトが付いています。途中の踊り場から天井まで4m。

ライトは天井の中央についているので梯子では手が届きません。電球の寿命が来ると取り替えなければなりません。

これを取り換えるには3mの脚立が必要ですが、3mの脚立などはそうそうありません。

4mの直立する特殊な梯子を買いました。でも、電球を変える時は命がけになりそうです。一度も試していませんし・・

変える時はもちろんLEDにします。

ダウンライトをLEDにしたら消費電力が1/10になった。

ダイニングだけで11個その他、廊下や脱衣所、トイレなどで合計31個全体で42個のクリプトン球がありました。

まあ、一斉につけるという事はありませんがもし付けたとすれば 2460W 消費することになります。

全てLEDクリプトンに交換する費用が65,600円かかりました。しかし全灯で2460Wだったものが268W約1/10になりました。

電気ストーブを常時4台つけていたものが標準サイズの全自動洗濯機を使う電力になったわけです。

 

現在では価格もかなり安くなってきているのでもっと安価にできたと思います。

次回、その他の照明のLED化へ↓

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