前回、シンクの調達を書きましたが。今回は、大物です。値段もそれなりに高額となります。
大型厨房設備を通販で購入するメリットとデメリット
今回は厨房設備でも大型の物を揃えていきます。いわゆる、業務用というものです。
コールドテーブル、製氷機、食器洗浄機、オーブン、ガステーブルを一気に揃えます。
定価を見て驚かないでください。ほとんど100万円以上の物がずらりと並んでいます。
厨房設備通販のメリット
1、通販での厨房機器は最大85%引き
通販サイトでは相場がだいたい50%~85%引きで売っています。送料込みの価格設定が多いです。
工事業者経由でメーカーから仕入れるとおそらく定価の20%~30%の値引きになります。
実際はもっと安く仕入れているはずなのですがそれが工事業者のうまみになるのでしょう。
実際、家を建てた時の住設(住宅設備)も私の調べたところでは同じようなものでした。
メーカー自体それを見込んで定価をべらぼうな値段に設定しているものと思われます。
ですから、最終決済の時に工事代金の明細に出精値引きとして僅かの還元をして安くなったと施主に思わせるのです。
実際メーカーから購入して施主支給という手もありますがメーカーは一般消費者には工事業者への販売とは別の値引き率が存在します。
結局、工事業者に頼むのと同じことになってしまいます。
通販ではほとんどのサイトで定価から50%から85%の値引きがあります。
同じ商品でもサイトによってす数%の違いがあります。
2、選択肢が多く自分の環境にとことんまで合わせた設備を選べる
工事業者の持ってくるカタログは大体一つのメーカーに限られることが多く、思ったような機種がなかったりします。
通販ではとことんまで調べて各メーカーのあらゆる比較もでき納得のいく設備が選べます。
厨房設備通販のデメリット
1、商品は車上渡し
通常、厨房機器などはメーカー直送が多く配送業者ではないため、運搬は目的地前の路上までです。
トラックからの荷下ろしや店舗への搬入は購入者がやらなければなりません。
2、設置はしてくれません
もちろん搬入してからの設置場所への移動と設置は購入者がすることになります。
厨房設備はけっこう重量があります。ガステーブルなど200kgを超えるものもあり到底一人では無理です。
しかし、殆どのサイトは、有料で荷下ろしから搬入、設置までやってくれるオプションがあります。
また、工事業者さんと良好な関係が築けていれば、におろし、搬入、せっちまでを手伝ってもらえることもあります。
あくまでも相談次第です。そうでなくても施主支給は工事業者さんが嫌うことです。
できるだけ工事業者さんとは良好な関係を築く努力が必要です。
通販サイトにもリースがある!
通販サイトでのリースという手もあります。
各商品の価格の横にはほとんどリース料金が書かれています。
私もリースか買取かずいぶん迷いました。
それぞれメリットとデメリットを書いておきます。
厨房機器、通販リースのメリット
1、荷下ろし、搬入、設置までやってもらえる。(会社による)
2、メンテナンス、修理は無料の場合が多い。
3、初期費用がかなり抑えられる。
4、リース料金は全て必要経費となる
厨房機器、通販リースのデメリット
1、途中解約ができないので店を畳んでも払い続けなければいけない。
2、結局、総払い込み額はメーカー定価の半額ほどになってしまうものもある。
3、月々の支払いが運転資金を圧迫する。
私が購入したカフェ厨房設備の価格、サイトをすべて公開します。
私は結局、買い取りを選びました。いろいろ考えた結果です。
かなり、初期費用を抑えられたのではないかと思いますがご覧になる方が判断してください。
購入サイト
まず、購入サイトは、テンポスバスターズの通販部門テンポスドットコムです。
テンポスは全国に60店舗の営業所があり、実際に営業所では中古厨房機器から食器、販促グッズまで様々な飲食店開業に必要なものが手に入ります。
実は私の地元にも隣の市に支店があり食器類など購入に行きました。
実際の購入明細が次の画像です。
ガステーブルはオーブンと一体化しているものを選びました。狭い厨房を有効に使いたいからですね。
搬入費は以外に安かった感じです。
他の厨房設備通販会社は有料配送の場合、搬入設置はそれぞれの機種ごとのメーカーが請け負うのでそれぞれの機器ごとに配送料がかかります。
メーカーが仮に同じだとしても少し安くなる程度ということです。
テンポスは複数の注文があるとそれぞれのメーカーからまず最寄りのテンポス支店にすべて集積されます。
そこから、機器に詳しいテンポスのプロの従業員がまとめて店舗まで配送するのです。
ですから配送料が安く抑えられているのです。
ただしガスや水道の接続はしてくれません。接続は工事関係の資格を持った人しかできないからです。
厨房関係の総予算は200万円を予定していました。
実際にかかった厨房用品の決算を公開します。
厨房機器の合計1.694.264円
すべて通販で購入しました。これから開業する人の参考になれば幸いです。
シンクについての記事は↓別ページで詳しく書いてあります。
最後にコーヒーマシンですが、コーヒーは手作業で淹れるのがカフェらしくていいとは思います。
しかし、当カフェはランチメニューやモーニングサービス、カフェタイムのパンケーキなど食の方も充実していますので
夫婦二人では手淹れコーヒーまでは到底手が回りません。
それでも作り置きはせずコーヒーマシンでその都度入れています。
作り置きはしないので手淹れと変わらない美味しいコーヒーをお出ししています。
それでもまずいと言われる方はコーヒー専門店へどうぞという信念です。
ところでそのコーヒーマシンですがコーヒー豆を購入するメーカーさんが開業祝いに新品をサービスしてくれました。
もちろん顧客の囲い込みです。当店のコーヒー豆や、ある程度の食材は永久にそこから仕入れることになりました。
次回記事、内装関係↓