カフェ開業の形態
カフェを開業する形態として次のものが挙げられます。
1、店舗を更地から建築する
2、貸店舗を改装する
3、自宅の余ったスペースを改装する
4,居抜きを探して手直しする
だいたいこの4形態でないかと思いますが。
初期費用は上から順に高額になっていると思います。
自分の予算、趣味、夢、などなどでどれかに決まっていくと思われます。
私の場合は3でした。というかもともと新築時にカフェをやるスペースを設計に盛り込んで立てていましたから。
スケルトン状態での出発です。
その場合どのぐらいの費用がかかったか、詳細にご紹介しますのでこれから開業される方の参考になれば幸いです。
1、内装工事
注※ このページに掲載しているすべての金額は税込みで掲載しています)
見積もり総金額 約4,170,000円
名称 | 項目 | 小計 |
建築工事 | 天井材とクロス・壁材とクロス、床コンクリートと床材
化粧室設備全般、トイレ設備全般、カウンター制作 食器棚制作、トイレ設備全般、ロールカーテン 5本 |
2,097,980円 |
電気設備工事 | 換気扇工事、電気設備工事、照明器具配線工事
エアコン電源工事 |
445,260円 |
給排水設備
ガス設備工事 |
給排水工事、衛生設備工事、ガス設備工事 | 915,900円 |
諸経費 | 工事費の約10% | 400,860円 |
材料変更、追加工事分 | 階段設備手すりなど追加分 |
97,200円 |
合計 |
4,266,000円 |
内装工事で約427万円はかかります。
前回厨房機器の調達↓で約170万円持ち出しましたのでここまでの経費はは約597万円となります
工事前に用意した予算は900万円でした。この時点で予算の残金は約303万円となっています。
2,空調工事
内装費には空調工事が入っていません。最初に書いたとおり、予算削減の打ち合わせで空調は自前ですることにさせてもらいました。
下請けの電気工事業者さんには気の毒なことをしました。
以前の記事にも書かせていただきましたが、もう少し具体的に説明しましょう。
まず工務店の見積もりです↓。
名称 | 機種 | 数量 | 単価 | 金額 |
天カセ4方向埋め込み本体2馬力 | 三菱電機 PLZ-ERMP50SELEM | 2 | 336,000円 | 672,000円 |
工事費合計 | 2 | 214,560円 | 214,560円 | |
合計 | 886,560円 |
当時、通販サイトで価格を調べてみました。同機種が通販だと144,000円が相場です。これだけ違うとちょっと工事とは別に取り付けたくなります。
実は、家を建築した際もネットで知り合った個人でやっているエアコン取り付専門の業者さんにお願いしてすべてのエアコンを取り付けてもらいました。
ただ、以前は全て家庭用エアコンでしたので、今回その業者さんが業務用エアコンが扱えるかという確認が必要でした。
問い合わせてみると取り付け位置を確認したいとのことで後日訪問してもらって確認してもらいOKを頂きました。
奥さんと二人で頑張っておられるので高所工事とか無理な場合があるとのことですが今回は1階なので心配ないとのことです。
業務用に関しては実は以前は業務用専門だったとのことで安心しました。
取り付け費用の見積もりは125,280円 、即お願いしました。
すぐにネットで最適なエアコンを選び購入しました。
結局、ダイキンエアコンで2馬力 の天カセ4方向 価格1台169,569円 ✖2台=339,120円
スペックは工事業者さんの選んだものより上です。
しかもダイキンは業務用エアコン業界では一番人気で専門家の評価もアフターサービスを含めて最高ランクでした。
取り付け費用125,280円とエアコン339,120円で合計464,400円
(工務店見積額)886,560円→464,400円(工務店外取り付け費用)
なんと空調は半分程度に節約できました。
購入先はエアコンセンター(ミタデン)という会社にしました。
一番安かったし選びやすさと配送が車上渡しながら男性一人受け取りがいればドライバーさんが手伝ってくれるとのことでしたから。
エアコンセンターのサイトではエアコン選びの基本から教えてくれます。
業務用タイプとしては大掛かりなビルトインなどを除くと大きく4つに別れます。
天カセと呼ばれる天井埋込み型
天井吊り下げ型
壁掛け型
床置き型
空間を一番消費しないのはやはり天井埋込み型なので私は天カセにしました。
あと、馬力ですがエアコンセンターの表を借りてきました。
業務用エアコンは単相200Vと三相200V(動力)と呼ばれる電源の形態があり、そのことについては詳しく過去の記事に書いてあります。↓
最後に業務用エアコンを選ぶコツを書いておきます。これからという人は参考にしてください。
業務用エアコンの選び方のコツ
1,広さにもよりますが必要馬力が4馬力なら2馬力エアコンを2つ取り付ける
1台だと故障した時に休業を強いられます。2台だと1大故障してももう1台でしのいで慌てて修理を頼み業者に足元を見られなくてすみます。
2,ワイヤレスリモコンが便利
やはりワイヤードで壁に制御盤を取り付けると見苦しいし、最悪お客さんの上をまたいでそうさすることになります。
3,エアコン周辺に点検口を作ってもらうこと
工事業者さんが手を抜かなければ普通エアコン取り付け位置の周辺の天井に必ず点検口を設けてくれます。心配ならか鳴らす確認をとってください。
4,エアコン取り付けは、必ず工事業者さんとスケジュールの打ち合わせをして日時を決めること。
施主支給、は経費節減となりますがそれだけ施主側も細心の気を使って、工事業者さんとの関係を良好に保ってください。
工事全体に気を配り、厨房機器の搬入時期なども相談しておきましょう。
ここまでかかった費用厨房機器、内装で597万円。
空調が約46万円
ここまでの合計約643万円
次回、照明器具の取り付けを節約します。↓