消毒用アルコールがドラッグストアから消えた。
新型のウイルスが出現するたびにマスク、消毒用アルコールが店頭から消えます。
これだけ先例があるにもかかわらずマスクを求めて右往左往する人を見るにつけ教訓が生かされていないと思われてなりません。
本来マスクや消毒用アルコールは各家庭で備蓄しておくべきではないでしょうか。
といっても「のど元過ぎれば・・」が人の常です。
消毒用アルコールがなければ他に代用できるものはないか探すのもサバイバルテクニックです。
厚生労働省の医療機関向けQ&A
令和2年2月16日時点版の新型コロナウイルスに関するQ&A(医療機関・検査機関の方向け)が閲覧できます。リンクが貼ってありますのでご覧ください。
この問7に次のように書かれてあります。
問7 感染の疑いがある患者を診察する際、医療者はどのような準備や装備が必要ですか?
答え:手洗いなどの衛生対策を心がけてください。
手などの皮膚の消毒を行う場合には、消毒用アルコール(70%)を、物の表面の消毒には次亜塩素酸ナトリウム(0.1%)が有効であることが分かっています。
検体を扱う際にも、患者の取り扱い時と同様の感染対策をお願いします。
アルコールは代用として強いウイスキーでも効果があるそうですが代用にしては高価すぎます。
Q&Aにはものの表面の消毒には次亜塩素酸ナトリウムが有効であると書かれてあります。
次亜塩素酸ナトリウムは即効性があり短時間で揮発するため残留性がほとんどなく安全性が高いため哺乳瓶の消毒にも使われます。
手指、皮ふの消毒にも適用が認められています。しかし手荒れを起こすことがあるためアルコールがあるならアルコールを使用することが望ましいとされています。
しかしアルコールがない以上、次亜塩素酸ナトリウムの使用も視野に入れるべきではないでしょうか。
それだったら次亜塩素酸ナトリウムもすぐ店頭からなくなるじゃないの?
と思われる方もおられるかもしれませんね。
次亜塩素酸ナトリウムは家庭で作れる
正確には次亜塩素酸ナトリウムではありません。
電解次亜水といい、純度99%の食塩を水に溶かしてできる溶液を電気分解して生成するPh7.5以上の次亜塩素酸水溶液の事を言います。
安全性の高い除菌水で食材や、手指、調理器具の消毒に使われもちろんウイルスにも強力な効果があります。
実は次亜塩素酸は家庭で作ることができるのです。しかも原料は水と食塩だけです。
そういっても鍋で作るわけにはいきません。専用器具が必要です。
2020年2月27日加筆 下の商品はすでに完売とのことです。そのほかの商品にリンクしてみました。
画像をクリックでリンク
電解次亜水は厚生省通達文「衛化第31号:平成11年6月25日」で食品添加適合品と認められた大変安全性に優れた除菌液です。
消毒液としての電解次亜水の濃度は次のように紹介されています。
患者の便や吐物が付着した床やおむつなど | 1000ppm(0.1%) |
衣服や器具などのつけ置き,トイレの便座やドアブ、
手すり、床等 |
200ppm(0.02%)
|
手指や皮ふの消毒 | 100~500PPM
0.01%~0.05% 限られた場合に限る |
画像の製品は1回でできる電解次亜水は有効塩素濃度1200PPMが500mlです。
家庭用の消毒液として最適な濃度は30~200PPMですので水で希釈することになります。
つまり一回で3リットル以上は確実にできます。
その他にも電解次亜水生成器はありますができる量や含有塩素の濃度がそれぞれ違いますので上の表を参考に選んでください
帰宅時の衣類の除菌にスプレー
次亜塩素酸ナトリウムは残留物がほとんどないので要らなくなったスプレーボトルに入れておくとにマスクを捨てる際マスクにスプレーしたり、上着を除菌したりできます。
台所のまな板や食器にも、またドアノブやあらゆる手で触るところをスプレーして除菌しておくことが新型コロナウイルスから自衛する手段です。
次亜塩素酸ナトリウムを無限に作り出すことができる
とにかく自宅で電気と食塩と水があれば使い放題の消毒液なので在庫を気にしたり使い惜しみしたりすることがなくなります。
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ただ一つの難点
電解次亜水は濃度によって手荒れを起こす可能性があります。しかし手指消毒は適用可能となっています。
そもそもイソプロピルアルコールも毒性があり、手指消毒には向かないといわれていますが私は平気で使っています。
皮ふの敏感な人はアルコールがなく仕方のない場合だけ使って常用は避けた方が賢明です。
また次亜塩素酸ナトリウムは金属を腐食させます。加湿器に使う場合はお手入れを十分にしてください。
こちらの記事も参考にしてください。