2019.9.13:Additional writing
施工業者の下請け電気工事はエアコン価格がほぼ定価
私がマイホームを建てたときは設計と施工を別の業者にお願いしました。
設計事務所を通すか施工業者に設計から一任するかずいぶん迷いましたがそのくだりはまた別のページで。
とにかく設計もあらかた終わり施工業者も決定しておりました。
ほぼ、詰めの段階でどうしても予算が足らず、設計士さんと設計の精査をしていました。
そこで設計士さんから一つの提案を頂きました。
エアコンは後から付ければいい(ただし穴あけ下地、電源は施工してもらう)
「空調関係を設計から外し施主さんが後から施工されたらいかがですか?」
「つまり、取り付け位置の電源、下地、スリーブ(管を通す穴)は施工業者がやりますから、工事終了後に量販店で一気にすべて買われたら安くなるはずです。」
つまり施工業者はエアコン自体の価格でも利益をかなり上げているということでしょう。
しかし、そんなこと施工業者が許すでしょうか?
設計士さんに聞いてみました。
「実際予算を削らなければ着工もできないんですから私が施工業者に説明します」
とのことで、結局エアコン自体取り付けずに竣工することになりました。
エアコン取付位置にはスリーブがあり蓋をした状態で電源とともにあるだけです。
下地の位置も鉛筆で印をつけてもらいました。
量販店でエアコンを取り付けるな
他県に住んでいる親戚が電気工事の会社をやっていて、法事で会った時にいろいろアドバイスしてもらったことがあります。
彼の話では、量販店が取り付け料として販売時に13000円取っても、エアコン本体の値引き分が取り付け料にしわ寄せがきて13000円がすべて工事下請けがもらえるのではない。
また、工事に使う器具や管、カバーなど、また移動にかかる費用などすべて下請けの自分持ちなので結局儲けは1件で2000~3000円にしかならないらしいです。
だから、電気工事に利益の上がる部品を使ったり、化粧カバーなどを勧めて少しでも利益を上げるのだそうです。
またそんな儲けだからとにかく数をこなさなければ儲けがないということで一件にかける時間をできるだけ短くするのです。
特に6月~8月の繁忙期に入ると未熟なアルバイトをたくさん雇って工事をさせたりします。当然、工事も未熟なものになってしまうでしょう。
時には「真空ポンプ引き」など必須の工程を飛ばしたりして雑な工事になってしまいがちなのだそうです。真空ポンプ引きというのは配管の中の空気を抜いて冷媒に空気や水分が混じらないようにする工程で20分ほどかかります。
これを省くとエアコンの寿命が短くなったり故障の原因になります。
目に見えてすぐには症状が出ないため量販店の下請け業者にはこれを省く業者がいるのです。なにぶん、20分の時間短縮は大きいですからね。
あらかじめそういうことを聞いていたので私は量販店でエアコンを取り付けるのはしませんでした。
結局どうしたかというと・・
購入はネットで取り付けは専門業者に
まず、機種を決めそれぞれの価格を調査。送料なども加味しながら最安を探しあらかじめ注文し旧自宅に保管しました。
やはり、ネットでの無店舗販売は量販店よりも相当安くエアコン本体が手に入ります。
あとは取り付け業者を探すだけです。
下請けでなく、信用できる業者。とにかく取り付け専門の業者を探しました。
取り付け業者は引っ越し系が最適。
引っ越し系(引っ越し業者と提携している)会社は引っ越しに伴うエアコンの取り外し取り付けになるので量販店の販売と違って数をこなさなければ儲からないということはありません。
また、販売するわけではないのでこちらが用意したエアコンを取り付けるのにも抵抗はないでしょう。
既存のエアコンの引っ越しもお願いできる。
また、最大のメリットは新品でなくても新築前に住んでいた家に、買ったばかりのエアコンがあったりすればそれを取り外し新築の家に取り付けてくれるのです。この場合エアコンの取り外しには料金がかかります。
引っ越しでなくても知り合いが引っ越して要らなくなったエアコンをもらえるなどというときそのエアコンを取り外し自分の家に取り付てもらうことも可能なのです。
そこで私が見つけたのがここです↓
エアコンサポートセンターはホームページ上で自ら真空ポンプ引きの重要性を謳っているのでそこが気に入りました。
ホームページ上で簡単に見積もりできますし、全国展開しています。
結局工事自体は各地の契約工事業者がやる、つまり下請けがやる、量販店と同じじゃないか。
いいえちがいます。引っ越し関係のエアコン業者さんなので引っ越し業者さんとの信頼関係がありますし、
実際、工事に来た人はよほど教育がなされているのかあるいはマニュアルがしっかりしているのか対応は気持ちのいいものでした。
新築に対する養生もしっかり、真空引きもかっちりやって取り付けてもらいました。
ついでに、取り外してあった旧宅のエアコン(高価なやつです)も取り付けてもらいました。
結局いくら節約できたか。
結局、建築施工業者の見積もりでは132万円が計上されていました。
実際はエアコン本体の購入とエアコンサポートセンターさんへの支払合計で673200円となりました。
なんと建築業者さんの見積もりの51%、ほぼ半額です。金額にすると646800円の節約です。
その後、エアコンが必要ないと思っていた部屋にどうしても必要になりやはりアマゾンで買ってエアコンサポートセンターでつけていただきました。
結局2回お願いすることになりましたが、2回目も安定した対応の良さでした。
親戚でエアコンを取り換える話が出た時に私が代わりに申し込んであげましたが、後から大変喜ばれました。
近所にこの話をしていたためにご近所から申し込みを頼まれることもあります。