依然としてマスク不足は続く
相変わらずのマスク不足は一部の金儲けのための買い占めが一因していると思われます。
しかし買い占めできる先見があったこということだけは評価に値するとも言えます。
とにかくマスクの必要性に迫られたときにはドラッグストアの棚はほとんど空でしたから。
報道では、苦肉の策としてマスクを洗って使いまわししている人もあるとか。
それなら、消毒用アルコールをスプレーして使う方がよほど効果があるように思います。
消毒用アルコールは新型コロナウイルスのようなエンベロープウイルスには特に有効ですから。
消毒用アルコールも手に入らない
などと考えているうちに今度は消毒用アルコールも品薄になって手に入りません。
すべて後手後手となり、自分の先見のなさに悔やむばかりです。
自分は、かろうじて花粉症のマスクがひと箱あったので家族3人で外出時には着用しています。
しかし60枚入りですので10日で切れてしまいます。
とうとう、うちもマスクを洗って再生使用しなければならなくなるのか。
そう思って、消毒についていろいろ調べていた時、理髪店のことを思い出しました。
ハサミなどは青いライトのボックスから取り出しているのをいつも見ます。
理(美)容師法施行規則 第25条では次のように書かれてあります。
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皮ふに接する布および器具の消毒方法の一つとしてに十分間異常1平方センチメートル当たり85マイクロワット以上の紫外線を照射する方法
同列にエタノール水溶液に10分以上浸しまたはエタノール水溶液を含ませた面若しくはガーゼで表面を拭く方法とあり
両者は同列に扱われています。
つまり紫外線の消毒効果はエタノールと同じまたはそれ以上かもしれません。そこで紫外線の殺菌効果について調べてみました。
そこでこんな記事を見つけました。
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特定の波長の紫外線によりウイルスの持つ遺伝子情報を分解してしまうのでウイルスが死滅するらしいです。
特定の波長というのは254nmです。
それでは使用済みマスクを紫外線で消毒すれば再使用できないかと考えるのは当然の成り行きです。
そこで、理髪店に置いてあるような消毒器を探してみました。
そしたら、アマゾンでいく種類も見つかりました。中にはハンディタイプの消毒器もあります。
結構リーズナブルな価格だったのでまた品薄にならないうちにと慌てて1台買ってしまいました。
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紫外線消毒はN95マスクを劣化させる
ところが中国の日本語サイトを見てみると同じ事を考える人はいるもので中国の研究機関「教育部(省)産業用紡績品工程センター副センター」がマスクの再利用についての実験を載せていました。
それによると蒸したり煮たりして消毒するとマスクの不織布の繊維の基本構造が壊れてしまう。またアルコール消毒してもアルコールが繊維を壊してしまいマスクのろ過性能を悪くしてしまう。
紫外線ランプによる消毒も不織布が紫外線に弱く、ろ過性能を低下させてしまう。したがってマスクの再利用は不可能である。
とのことらしいです。しかし、中国もやってない方法があります。↓
日本マスクメーカーが中国からの原料をあきらめ布製のマスクを製作
2020年30月6日 加筆
本日のニュースで日本のマスクメーカーが材料不足の不織布をあきらめガーゼを多重に加工したマスクを製作販売することを発表したと報道されました。
洗濯をして2~3回は再使用できるようです。ガーゼの多重層構造なので紫外線でどこまで消毒できるかわかりませんが少なくとも不織布のように構造を破壊することはないと思われます。
洗濯と紫外線消毒の併用で安全性の向上は望めると思われます。
というわけで紫外線はマスク再生には不適という結果になりましたが、新しい可能性を見つけました。
下の記事をご覧ください。
紫外線はコロナウイルスに対して有効
まあ、マスクの消毒には向かないにしても外出時につけていた手袋、車のキー、バックや特にスマホなど様々なものに対して消毒することがマスクをするよりも大きな予防効果になるのではないかと思います。
紫外線はアルコールのように濡れることもなくコロナウイルスを不活性化してくれるので機械類も消毒できます。
マスクは顔を触らないためぐらいしか効果がないといわれていますので負け惜しみではないですが買って良かったと自分で納得しています。
今では外出から帰ってくるとキーや財布、スマホを20分間紫外線ボックスに入れるのが習慣になっています。
ただ、紫外線は人体には有害ですので手を消毒しようなどとは思わないでください。
まあ、そうしようと思ってもこの消毒器はドアを開けた時点で紫外線は止まるようにできていますから。
そのほかにも対新型コロナウイルスアイテムを紹介していますので是非ご覧ください。