いつだったか大阪知事のイソジンがコロナの重症化を防ぐという発言があり、それからはイソジン専門でうがいを毎日欠かさず続けていました。
多いときで1日4回ぐらいですか。
効果があったということは実感していませんがコロナに感染していないということが証明かもしれません。
ところがある記事でイソジンうがいを頻繁にすると甲状腺機能が低下する可能性があるとの事を読みました。
イソジンのうがいの多用は甲状腺機能を低下させる。
気になって調べてみるとあるドクターのブログに詳しく書かれてありました、
頻繁なイソジンによるうがいは過剰なヨードの摂取によって、ウォルフ-チャイコフ効果、すなわち甲状腺ホルモン合成が抑制されて、甲状腺機能低下を招きます。
とありました。
また、うがい自体帰宅後では効果は限定的で、飛沫がのどにくっついてウイルスが体内の細胞に取り込まるまで早くて20分だと言います。
つまり、帰宅後ではもう遅い可能性がかなりあるということです。
また、イソジンによる頻繁なうがいにより口腔内の善玉菌も殺すことになり、他に不都合が招じる可能性がるということです。
しかし、のどに炎症を持っているようなむず痒いような時などイソジンうがい一発で直ってしまうのも事実です。
しかしイソジンうがいを1日4回してもコロナの重症化を防ぐことは証明されていません。
大阪知事の発言でイソジンうがいを続けたところPCR検査の陽性率が1/4に減ったとありました。
専門医の話によるとそれは、イソジンによってPCR検査で検体を取る付近のウイルスが減ったためで体内のウイルスが減ったわけではないということです。
帰宅後のうがいは効果がない
確かに私のかかりつけの内科の先生はうがいはしなくて、患者さんを診察した後、次の患者さんの入室前にマスクを外し緑茶を一口、口に含んで口の中を洗うようにゆっくり飲み込むろ言ってました。
なるほどそれなら十分効果が期待できると思われます。
外出後しっかりうがいをしてももう遅いということです。
そういえば厚生省のコロナ予防のガイドラインにはマスク、手洗いはあってもうがいは書かれてありません。
のど飴が注目されている。
ですから最近ではの五がイガイガするときなどしかうがいはしなくなりました。
つまりコロナ予防にはうがいという手段は使わなくなったということです。
そんな中、ある雑誌でのど飴とマスクの併用でコロナ感染を完ぺきに近いほど防ぐことができるという記事を見ました。
のど飴?
聞いた瞬間に素晴らしい考えだと思いました。
私のかかりつけの内科の先生が診察の合間に緑茶を口に含んでいることをご紹介しましたが、まさにそれと同じ考えじゃないですか。
つまり、ウイルスに有効なのど飴を外出時になめるということは帰宅後にうがいをするタイムラグを十分に補って余りあります。
マスクをすり抜けてくるわずかなコロナ飛沫を口内で着床する前に不活性化してしまう。
特にオミクロンは上咽頭で増殖すると言われているのでのど飴で不活性化しやすいのだと思われます。
素晴らしい考えだと思いました。
問題はのど飴の成分
しかしふと、ヨードで問題になった副作用、のど飴になるともっと大きなものになるのではないかという危惧です。
その記事にはのど飴はどんなのど飴でもいいのではなくPCP(セチルピリジニウム塩化物水和物)が含まれているものに限るということです。
そこで母がいつもなめている「かりんのど飴」を拝借して成分を見てみました。
母はこの雨が「のどが楽になる」といつも購入しています。
◆原材料
砂糖・水あめ・還元麦芽糖・かりん抽出液・酸味料(クエン酸)・着色料(カラメル)・ユーカリ油・メントール・香料
とあります。
残念ながら、かりん抽出液というのが売りのうたい文句でPCPは含まれていません。
しかしかりんを調べてみると意外なことが分かりました。
カリンに含まれるポリフェノールには喉の粘膜に菌が繁殖することを防ぐ作用や、痛みを鎮めるはたらきがあります。
また、株式会社ロッテのHPでは
株式会社ロッテでは、これまでカリンの効能について研究を続けてまいりました。カリンに含まれる成分が、インフルエンザウィルス感染抑制活性、抗菌活性、抗炎症活性を示すことを試験管レベルの研究で確認しました。
もともとのど飴をなめていると風邪をひきにくいという民間療法がありました。
飴をなめることにより唾液の分泌が盛んになり、唾液の殺菌効果が風邪にかかりにくくなる要因だと思われます。
かりんは植物から抽出したものですから安全性は問題ないと思います。
しかし、現在、PCP(セチルピリジニウム塩化物水和物)が注目されている以上、PCPについて調べてみました。
PCP(セチルピリジニウム塩化物水和物)
PCP(セチルピリジニウム塩化物水和物)のオミクロン株への不活性化が証明された。
大正製薬の研究がHPで紹介されています。
PCP(セチルピリジニウム塩化物水和物)の副作用
大正製薬のヴイックス メディケイテッド ドロップRのホームページでは以下のように表示してあります。
用法
年令に応じて次の量を1個ずつ口中に含み,かまずにゆっくり溶かしてください。
[年令:1回量:使用回数]
成人(15才以上):3個:1日4~6回
5~14才:2個:1日4~6回
5才未満:使用しないこと
※使用するときは,1個ずつなめてください。1度に3個(15才以上),もしくは2個(5~14才)を使用しないでください。
注意事項
1.次の人は使用前に医師,歯科医師又は薬剤師に相談してください
(1)医師又は歯科医師の治療を受けている人。
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
(3)本人又は家族がアレルギー体質の人。
(4)薬によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
2.次の場合は,直ちに使用を中止し,この製品を持って医師,歯科医師又は薬剤師に相談してください
(1)使用後,次の症状があわられた場合。
皮ふ:発疹・赤発,かゆみ
(2)1週間使用しても症状がよくならない場合。
やはり、のど飴と言ってもお菓子ではないということが分かります。
しかし、ヨードであるイソジンうがい薬のような重大な副作用はないようです。
成人では1日に最大18個まで許容されるみたいです。
いくらコロナ予防のためと言っても常時なめるというわけにはいきません。
コロナ感染予防としてPCPのど飴をなめるときはいわゆる三密状態にある時にタイミングよく口に入れることが大事です。
のど飴でオミクロン株重症化を予防できる可能性もある
オミクロン株は比較的のどの口に近い場所で増殖しそこから肺炎等に重症化してしまいます。
口に近いところで増殖しますからPCPによってそれを抑え込むことも期待できます。
また軽症者でもその症状を早く改善することも考え得られます。
実は大正製薬のこの研究によりPCP(セチルピリジニウム塩化物水和物)ががぜん注目されたようです。
最近ではのど飴を買う時に成分にPCP配合と表示されているものを推奨している薬局もあります。
つまり、のどのイガイガや痛み、また、たんきりに効くのど飴なら好みの味の商品を購入すればいいことですが、新型コロナオミクロン株の予防として買うのであればPCP配合は必須だと思います。
PCPの配合されているのど飴一覧
大正製薬 ヴイックスメディケイテッドドロップ
味はオレンジ、レモン、巨峰の三つあります。
20粒ひと箱約300円です。
浅田飴 ガードドロップ 青リンゴ 24粒(6粒×4スティック)
のど飴と言えば浅田飴
ガードドロップにはPCPが配合されています。
青りんご、グレープフルーツ、グレープの味があります。
ひと箱300円程度です。
浅田飴せきどめCL 36錠 ※セルフメディケーション税制対象商品
オレンジとレモンがありますがシュガーレスがうれしい。
アなじみの缶タイプです。
600円程度です。
ルルメディカルドロップH 20粒
レモン・グレープ・はちみつレモンの味がありますがシュガーレスです。
500円程度です。