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飛蚊症がパイナップルで治る
そんな見出しを週刊女性自身の表紙に見つけました。
私もかなりひどい飛蚊症で右目の視力が曇るほどです。
先日、急に右目だけ悪化したので網膜剥離や網膜裂孔などの病的なものかもしれないと眼科を受診しました。
かなり右目の硝子体が曇っているものの、エコーなどから網膜には異常がなく加齢によるものだということになりました。
飛蚊症は治らないというのが通説で、実際先生に相談しても「気にならなくなりますよ」の一言で済まされました。
飛蚊症のレーザー治療
レーザー照射して飛蚊症の原因物質(コラーゲン)を気化させ、軽減させることができるということは聞いたことがあります。
しかし調べてみると1回の治療が片目だけで10万円~20万円もかかるらしいのでちょっと試してみるというわけにはいきません。
しかも完全に治るわけではないので保険がきかない高額治療はちょっと手が出ません。
それがパイナップルで飛蚊症が治る?
思わず座り込んで雑誌を熟読しました。
詳しく見てみましょう。
飛蚊症の原因
眼球の中の硝子体という部分はコラーゲンとヒアルロン酸が密接にくっついてゼリー状となった物質で満たされています。
加齢によりヒアルロン酸が減ってくるとコラーゲンが変性し塊となりそれにより光が遮られることによって見える影が飛蚊症の原因です。
女性自身の記事は眼科医の真鍋佑介先生(真鍋眼科院長)の話として現在のところ保険診療では治療法がないということから始まります。
飛蚊症は気にならなくなったり自然に薄くなることもあるらしいのですがそれを期待して経過観察することしかできないのが現状ということらしいです。
ところが、2019年に台湾の大仁科技大学の研究チームがパイナップルで飛蚊症が70%も改善されたという報告されたのです。
パイナップルにはブロメラインと言うたんぱく質を分解酵素が含まれています。
肉料理にパイナップルを使うと肉がやわらかくなるのはこのブロメラインの作用です。
台湾の研究チームはこのパイナップルを定期的に食べることでブロメラインによって眼球内の編成したコラーゲンを分解するのではないかと考えました。
そして飛蚊症の人388人にパイナップルを継続して食べてもらう実験を行いました。
3か月にわたり毎日昼食時にパイナップル200グラムを食べてもらいました。
その結果は驚くべきものでした。
影が一つだけ見えている飛蚊症では70.8%の人が改善しました。
影が複数見えている人では72.8%の人が改善したという結果を得ました。
次に300gを限度として食べる量と飛蚊症の改善についての研究を行いました。
300g以上は毎日食べるとして現実的ではないと考えられたようです。
結果は食べる量が多いほど飛蚊症の改善割合は大きいことが分かりました。
真鍋先生によると「飛蚊症がパイナップルで改善できるのであればこれは期待したい」とのことです。
パイナップル200gとはどのくらいか
平均的な大きさのパイナップル1個の重さは930グラムほどです。
ここから、頭の葉っぱの部分と底の部分を切り取り芯と皮をきれいに取っていって実際に食用に供するまでにすると約420gほどになります。
これはあくまで普通サイズのパイナップルの話でスーパーなどで買える大きいパナップルは倍ほどの重さになることもあります。
一日200gのパイナップルを食べるとしたら普通サイズのパイナップル1/2個食べなければならないことになります。
記事では5cm四方の角切りパイナップル8個分で200gとされていました。
二日に一度パイナップルを買ってきて解体し、半分を食べるという生活を考えると私には何か現実的でないように思えます。
スーパーにはカットパイナップルも売っています。
しかし、消費期限もあることでしょうしら
私がなまけものだからかもしれません。いつも楽することを考えてしまいます。
缶詰やジュースで代用はできないか、それなら簡単に摂れると誰しも考えることでしょう。
ブロメラインは熱で分解する。
ところが、記事を読み進めていくとブロメラインは熱処理で不活性化するので缶詰やパイン果汁のジュースでは効果がないとされていました。
それなら冷凍はどうだと考えて楽天で検索してみました。
条件は国産で安価。
これしかないと思います。
ただし、解凍は電子レンジを使わず自然解凍しなければ缶詰と同じことになってしまいます。
前日に食べる分を冷凍庫から出しておく。
それぐらいならものぐさな私でも継続できるかもしれません。
問題は糖質だった
喜んだのもつかの間、記事の最後にこう書かれていました。パイナップルには糖分が多くと糖尿病やダイエット中の人、カロリー制限をしている人には劇物となります。
私も実は血糖値が高く糖尿病予備軍とされていますのでこれにはまいってしまいました。
調べてみるとパイナップル(100g)には、11.9gの糖質が含まれているということです。
300gとなると35.7gカロリーにして142KCal
しかし、問題は糖質の中でも糖類がほとんどだということです。
糖類はブドウ糖、果糖,ショ糖、麦芽糖などで最も吸収されやすい糖です。
つまりパイナップルは血糖値スパイクを起こしやすい食べ物だということです。
糖尿病やその予備軍の人にはこれを毎日続けて食べることは叶わないことです。
ブロメラインはサプリで摂れ
納豆が体にいいならナットウキナーゼと言うサプリがあり、ブルーベリーが目に良いからアントシアニンのサプリがある。
パイナップルが飛蚊症に効くならブロメラインのサプリがあるはず。
そう考えるのは当然の成り行きでしょう。
そしてありました。
本日注文しました。
効果はあったか・・・
以後、追記にて経過を報告します。
ブロメライン購入後早速、一日1000mgを朝、晩500mgづつ食後に摂りました。
台湾の研究チームの実験のように昼食に一緒に1000mgを取ってはどうかとも考えましたが、ブロメラインの血中濃度を保てるのではないかと自己判断で朝晩に500mg摂ることにしました。
効果がなければ台湾の研究チームの実験のように昼食時に変えてみたいと思います。
1か月後
上記の服用で1か月が過ぎました。今のところほとんどというか、まったく変化なしです。
以後定期的に報告を書いていきます。
ちなみに初期の症状としては右目で大きな影が二つほどちらついています。
下の画像のような感じです。